専業主婦が離婚するのは間違い?正解を引き当てるためのマニュアル

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専業主婦をしている人がパートナーと離婚をするのは、ハードルが高いとよくいわれています。それがいったいどうしてなのか、そのあたりのことも含めて、当ページでは専業主婦の離婚についてよく知るAnnalieseさんにお話を聞き

  • 専業主婦が離婚することのリスク
  • 離婚を避けて今の結婚に満足して暮らすための秘訣
  • 離婚の意思が固い場合、離婚のために準備すべきこと
  • 離婚の切り出し方・進め方
  • 離婚後の生活で困らないためにすべきこと
  • 離婚後に離婚して良かったと思う人と後悔している人の差

について内容をまとめました。夫と別れることを考えている専業主婦の女性は、ぜひご覧ください。

専業主婦が離婚することのリスク

どんな人にでも離婚のリスクは伴うものですが、専業主婦には専業主婦ならではのリスクがあることを知っておく必要があります。具体的にどのようなものがあるのか、さっそく見ていきましょう。

離婚にかかる費用

離婚を進める場合、パートナーとの話し合いで離婚が成立する場合もあり、これを協議離婚といいます。しかし、話し合いがうまくいかない場合は、離婚調停や裁判離婚となります。そのため、協議離婚で離婚成立にいたらない場合、調停の申し立てや弁護士を雇う費用などが発生するリスクがあるのです。

専業主婦の場合、資金に余裕がないケースも多く、離婚を切り出したのに費用がなくて思いどおりに話を進められなくなることもあるので、注意が必要です。

離婚後に必要な費用を自力で稼がないといけない

離婚後は、パートナーの収入に頼れません。自分一人で生計を立てないといけなくなるので、働き口を見つけたり、毎月の家賃がきちんと払える住居を見つけたりしないといけないのです。

離婚するまでのあいだにパートなどで働いていた人であっても、離婚後に経済面で困る人は少なくありません。そのため、専業主婦が離婚する場合は、さらにリスクが大きくなることを覚悟しなくてはいけないでしょう。
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離婚を避けて今の結婚に満足して暮らすための秘訣


専業主婦の離婚のリスクを把握し、離婚後のことをしっかりと考えた場合、結婚生活を続けるほうがよいと結論づける人もいます。そんな人のために、できる限り快適な環境をつくるためのコツについてまとめました。

価値観の違いを受け入れる

離婚の原因で一番多いのが、価値観や性格の不一致です。結婚して家族になったといっても、パートナーは元々はは赤の他人です。そのため、価値観が違っていても仕方ありません。

パートナーとうまくやっていくには価値観の違いに固執せず、ある程度流せるようになることが大事です。

相手を立てるようにする

離婚を考えているときは、相手の嫌なところが目についてしまいがち。ですが、夫が仕事を頑張ってくれていることや、ほかに何かしら手伝ってくれていることなどがあるはずです。自分の忙しい生活に追われることなく、一度立ち止まって相手のことにも目を向けてみましょう。

そうすることで、パートナーのありがたみがわかることもあります。そういった気持ちが、相手を立てることにつながり、良好な夫婦関係を築くきっかけになることもあるのです。

離婚の意思が固い場合、離婚のために準備すべきこと


離婚のリスクや将来のことを考えたうえで、やはり離婚の決意が変わらない場合、やっておくべきことがあります。あとあと困ったことにならないよう、今のうちに確認しておきましょう。

離婚するのに必要な費用を貯めておく

調停離婚や裁判離婚になった場合、調停の申し立てや弁護士に依頼する費用がかかるので、それらの支払いに対応できる状態をつくっておきましょう。

たとえば、離婚調停を申し立てる場合には、収入印紙代や切手代などが発生しますが、それほど高額にはなりません。とはいえ、余裕を持って資金を用意しておくのが安心です。

また、弁護士に依頼すると多くの場合、数十万円もの支払いが発生します。なお、具体的な金額やその内訳については、着手金や成功報酬など案件によってさまざまです。

相手に非があり離婚をしたい場合は、証拠を集めておく

たとえば、パートナーが不倫をしていたり、家庭内暴力を振るってきたりしたことが理由で離婚する場合は、それらを証明できるようにしておきましょう。そうすることで、自分にとって有利に働きます。

パートナーの不倫を証明する際には、肉体関係があったと読み取れるメールなどのやりとりや、ホテルに出入りする際の動画や写真などが、証拠として認められやすいといわれています。また、DVを証明する場合は、DVがあったことを記録した日記や、DVによって怪我をした際の写真、音声記録などが証拠として認められやすいとされています。

ただし、状況によって証拠と認められるかどうかが異なるため、詳しく確認する場合には弁護士への相談を検討してください。

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離婚の切り出し方・進め方


離婚を決意したら、相手に伝えたうえで話を進めていきましょう。その際に役立つ、話し合いをうまく進めるためのポイントを紹介します。

離婚したいことや話したいことをまとめておく

うまく離婚を切り出すため、冷静なときに何を話すべきか・何を聞くべきかなどを箇条書きにしておきましょう。パートナーが感情的になって、何を話すべきだったのか忘れてしまわないためにも、準備をしておくことはとても大切です。

離婚の話し合いは外でする

多くの人が離婚の話となると、誰にも聞かれたくないという気持ちから家で切り出したくなるでしょう。しかし、ホテルのラウンジやレストランなど、人の目がある場所を選ぶことで、お互いに冷静さを保つことができるのです。パートナーがカッとなって暴力を振るうことへの抑止力にもなります。

離婚後の生活で困らないためにすべきこと


離婚後、貧しくなってしまい頭を抱える人は少なくありません。そんなことにならないよう、やるべきことをまとめました。

経済面での自立

専業主婦離婚の場合、一番問題になってくるのが、離婚後の生活費です。大黒柱と離婚すれば、経済的に頼れる人がいなくなるので、自立しないといけません。働き口を見つけたり、引っ越し費用を確保したりするなど、やらなければいけないことを把握しておきましょう。

請求可能なお金や資産をリストアップしておく

財産分与・慰謝料・養育費など、離婚時に受け取れるお金はそれぞれの家庭によって異なります。それぞれ、どれくらいもらえるのかを、弁護士に相談してみるといいでしょう。

なお、無料相談を受け付けている法律事務所は少なくないので、誠実かつ的確に対応してくれる弁護士かどうかを見極めるためにも、活用を検討してくださいね。

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離婚後に離婚して良かったと思う人と後悔している人の差


離婚した人のなかには、清々しい気持ちになる人と、悔やんでしまう人がいます。離婚後の生活をよいものとするためにも、この差を把握しておきましょう。

経済的に自立している人

やはり離婚後に問題となってくるのが、経済面です。専業主婦の場合、結婚生活で相手の収入に頼っていることがほとんどなので、離婚後に困ってしまうことがあります。しかし、経済的に自立していると、離婚後に生活費などお金の面での不安を感じることもなく、楽しく自由に暮らしていくことができます

感情だけで離婚しなかった人

結婚生活で性格の不一致などを感じると、そのときは相手のことが嫌になることもあるでしょう。しかし、一時の感情で離婚をすると、パートナーに対する気持ちが蘇ったり、自分の判断に後悔したりすることがあります。一方、感情だけで離婚しなかった人は、後悔しにくいです。

まとめ

離婚にかかる費用の捻出が難しくなりやすい点や、離婚後に経済的自立が必要になる点など、専業主婦の離婚にはリスクがつきものです。それらを解消できないと思った場合には、パートナーとの関係修復を選ぶのもひとつの手です。

しかし、やはり別れたいということであれば、お金の問題をクリアし、離婚に向けた話し合いや不倫や暴力の証拠集め、慰謝料・養育費などの請求に向けた準備を進める必要があります。自分一人では難しいと感じた場合には弁護士に相談することも可能です。

離婚を選択しない場合もした場合も、それが間違いではなかったと思えるよう、冷静に判断してくださいね。

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