離婚の子供への影響とは?子供を不幸にさせないために親がすべきこと

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約2分に1組、約3組中1組が離婚にいたるという現在の日本。その中には当然、子を持つ夫婦も含まれますが、両親の都合で子供は片親を失い、そのことによる影響を受ける可能性があります。

当記事では、人間の心理について熟知している桔梗さんに教えていただいたお話をもとに

  • 離婚による子供への影響で多いのは?
  • 離婚による子供への良い影響
  • 子供の年齢に関係する悪影響
  • 離婚のタイミングが原因の子供への悪影響
  • 子供への悪影響やストレスを最小限にするために配慮すべきこと
  • 子供への配慮ができる親でいるために、余裕を持つためのアドバイス

を解説します。パートナーとの離婚による子供への影響に不安を感じている人は、チェックしておいて損はありませんよ。

離婚による子供への影響で多いのは?

離婚による子供への影響は、精神面にもっとも多く表れます。とくに子供が幼ければ幼いほど、両親の離婚は子供に精神的ストレスを与えます。それで起こり得る問題の詳細は以下のとおりです。

“見捨てられ不安”を抱える

両親が別れた子供は、片方の親がいなくなってしまったことで、引き取られた親にも、「捨てられるかもしれない……」という不安がつきまとうようになります。親は子供を捨てたつもりはなくても、子供は、「親の離婚は自分のせい」と思い込みやすく、「いつか捨てられるかも……」といい子であり続けようとするのです。

“なにか”がなくては生きていけなくなる

両親の離婚による影響として、子供は精神が不安定になりやすく、大人になってもなにかの依存症になる可能性があります。薬物やアルコール、タバコなどの依存だけではなく、買い物依存、セックス依存、恋愛依存などにも陥りやすいです。心に穴が開いているような状態なので、無意識に安心を求めて物や人からの愛情で自分を満たそうとするのです。

離婚による子供への良い影響

両親の離婚は、子供にとってマイナスしかないイメージを持っている人もいるでしょう、しかし実際には、以下のようなプラスの作用が得られるケースもあるのです。

家庭内が明るくなり安心して過ごせるようになる場合がある

たとえば、両親が不仲で毎晩のように喧嘩をしていた場合、子供にとっては苦痛でしかありません。夜も安心して眠れず、毎日怒鳴り声を聞くのは精神的ストレスとなります。ある程度子供が成長している場合は、子供のほうから離婚をすすめることもあるほどです。

こういったケースでは、離婚することによって子供は安心感を取り戻し、笑顔でいられるようになるでしょう。

家族の絆が深まる可能性がある

両親によっては離婚して離れて暮らしたほうが、関係がうまくいくこともあります。

このような場合において子供は、「親の力になりたい」と思い、手伝いを積極的にするようになって成長する傾向が。一方、離れて暮らす親のほうも、積極的に子供との面会日を設けてコミュニケーションをとることで、離婚前よりも家族の絆が深まる可能性があります。

また子供は、「別れても終わりじゃないんだ」ということを学べるでしょう。

子供の年齢に関係する悪影響

父親と母親が別れた場合、その子供は独り立ちする前だけでなく独り立ちしたあとの人生にもマイナスが生じるリスクがあります。具体的に何があるのか見ていきましょう。

子供の成績

7歳から18歳など思春期にかけては、成績が悪くなるリスクがあります。なぜなら、親の離婚は子供に強い不安感を与えてしまうからです。常に不安を抱えるため勉強に集中できなくなり、成績が落ちてしまい、進学や進路に悪影響が出る恐れもあるでしょう。

子供の結婚

両親が離婚している子供は、大人になってから結婚したあとの離婚率が高くなります。

これは、親の離婚を見ている子供にとって、離婚に対するハードルが低くなるのが主な理由のひとつです。また、子供にとって結婚生活は一番身近にいる両親がお手本となるため、似たような状況をつくり出してしまう可能性が高くなるのも要因に含まれます。

離婚のタイミングが原因の子供への悪影響

父親と母親が別れる時期によっても、子供に対してかかる大きな負担があります。とくに頭に入れておきたいのは、次の2点です。

子供に対するまわりの態度

両親が離婚したせいで、子供が周囲から好奇の目で見られる可能性があります。これは、子供が小学生から高校生の年齢で、学年の途中に離婚をして母親の旧姓を名乗るケースです。途中で突然名前が変わると、子供自身も周りの目が気になりますし、今はシングルの家庭が多く離婚が珍しくなくなってはいるものの、いじめられる可能性も0ではありません。

子供の学業

すでに述べたように、子供が進学や進路を決める前に離婚をすると、子供の成績に悪影響が出るリスクがあります。子供にとって親の離婚は重大問題のため、勉強どころではなくなってしまうためです。子供の人生をマイナス方向に歩ませないためにも、離婚のタイミングは大切です。

子供への悪影響やストレスを最小限にするために配慮すべきこと

両親の離婚がおよぼす子供へのマイナス作用は、絶対に現実化するわけではありません。親の子供との接し方しだいでは、事なきを得ることができる可能性は十分にあります。

子供に離婚理由を説明するときには、その内容に子供を絡めない

パートナーと離婚することを子供に伝える際に、「離婚するのはあなたが原因ではないんだよ」とハッキリいってあげましょう。「あなたのために離婚する」というのも同様に、子供には、「自分がいるからいけないんだ」と思わせてしまいます。離婚は父親と母親の問題で、子供にはいっさい関係ないことを伝えて安心させましょう。

子供に離婚理由を説明するときには、本当の話をする

子供が物心つく前に離婚した場合、「お父さん(お母さん)は死んでしまったのよ」などと嘘をついてはいけません。子供も幼稚園へ行くようになると、「どうしてうちにはお父さん(お母さん)がいないんだろう?」と疑問を持つようになります。子供に聞かれたときには、正直に真実を教えましょう。

元パートナーの否定や元パートナーを絡めた子供の否定の仕方をしない

たとえば、あなたにとってひどい夫(妻)であるとしても、別れれば赤の他人になってすっきりできます。しかし、子供から見ればどちらも血のつながった大切な親です。

そのため、片方の親を否定されると、子供は自分自身の存在も否定されたような気持ちになります。子供に元パートナーの悪口をいうのは厳禁ですし、「あんたはお父さん(お母さん)ソックリね……」というのも避けるべきです。

離婚=子供を愛していないわけではないと伝える

離婚して別々に暮らしても、親子であることは変わらないと伝えましょう。夫婦は離婚してしまえば他人ですが、子供との関係は親子であることに変わりはありません。そのため、子供に見捨てられ不安を持たせないためにも、離れても愛しているという思いをきちんと伝えましょう。

子供への配慮ができる親でいるために、余裕を持つためのアドバイス

本来は父親と母親の2人でする子育てを、離婚すれば基本的には1人でする形になります。負担は単純に計算しても倍です。そんな中でも、子供を思いやれるだけのゆとりがある親でいるにはどうすれば良いのでしょうか。

正しい心構えを持つ

離婚後は、生活のために子供を預けてでも、仕事を頑張らなければいけないでしょう。今までのような暮らしはできなくなるため、子供とのコミュニケーション不足が起こりやすくなります。

しかし、落ち着いて考えてほしいのは、どんなに離婚後の生活が大変になったとしても、離婚を選んだのは親です。子供には何の関係も非もありません。

人に頼れないは捨てる

わかってはいても、心の余裕がなくなると子供に八つ当たりしてしまうことがあります。これは多くの場合、1人で頑張りすぎているときに起こりやすい問題です。そのため、可能な限り両親や友人、ママ友などまわりに協力を求められそうな人がいたら、遠慮せずに助けを求めてください。

離婚したのは自分の責任とはいっても、何も一人で頑張る必要はありません。親子が笑顔でいるためにも、協力を求める努力をしましょう。

まとめ

両親の離婚の子供への影響はさまざま。見捨てられ不安や依存症、成績の悪化や離婚率上昇、いじめといった具合に、警戒しなければいけない問題は多いです。

親の離婚について、子供にはまったく責任はありません。そのため、この記事で解説した内容を参考に、離婚前の接し方に注意するとともに、時には周囲の助けを借りながら、離婚後の子供との向き合い方にも気をつけましょう。

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