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離婚後に、結婚指輪の後始末で困ってしまう人はたくさんいます。手元に置いておきたくないけれど、売るのも捨てるのも気が引けると感じて、どう処分すればいいのかわからなくなってしまうのです。
このページでは離婚が成立したあと、結婚指輪の扱いに困ってしまっている人のために、心のもやもやを晴らす方法を深く知っている桔梗さんから貴重なお話を伺って
- 離婚後における婚約指輪を含む結婚指輪の扱い方
- 離婚の際に結婚指輪を返す方法
- 離婚後に結婚指輪を処分する方法&処分することのメリット
- 離婚後に結婚指輪をとっておきたいときにおすすめの方法&メリット
をお伝えしていきます。離婚を終えたにもかかわらず結婚指輪の扱いに悩んでいる人は、ぜひご覧ください。
離婚後における婚約指輪を含む結婚指輪の扱い方
離婚したあとに、「結婚指輪や婚約指輪をどうすればいいものか……」と悩む人は少なくありません。残しておくにしても処分するにしても、どこか思い切って行動に移せない人は、どうすればいいのでしょうか?
まずはどんな選択肢があるのか、把握しましょう。
売り払う
離婚後は、生活が落ち着くまで金銭的に大変なことが多くあります。女性の場合、結婚生活のあいだ、専業主婦やパートをしていた人もたくさんいるでしょう。こういった状況で離婚をすると、生計を立てるための仕事探しが大変です。
暮らしていけるだけの収入を得られたとしても、余裕のない日々を過ごすケースは多いもの。離婚後に経済的な悩みを抱えるのは女性だけではありません。その一方で男性もまた、養育費や慰謝料の支払いなどで、金銭的な問題に直面することがあります。
そのため、多くの人は離婚後に結婚指輪を売っているのが実情です。結婚指輪を売る際には、査定してもらうなどの手間はかかります。ですが、離婚後の生活のためにも、少々の手間をかけてもお金にするほうが大事だと考えるのでしょう。
思い出とともに捨てる
離婚後に結婚指輪を捨てることで思い出が捨てられるうえ、結婚や離婚との縁を吹っ切れるような感覚になれるので、精神的に解放されてスッキリできます。離婚を終えたあとに気分を一新し、真新しい自分としてスタートするためには、思い切って捨てるのも効果的。
捨てることで精神的な爽快感を得られるので、結婚指輪をお金に換えることに抵抗がある人は、ひとつの方法だととらえてみてください。
リフォームする
ダイヤモンドなどがついている場合は、その部分を活かして別のデザインの指輪にしたり、ネックレスにしたりして、生まれ変わらせることができます。ただし、結婚指輪を再利用するためには、けっこうなお金がかかってしまうので、資金に余裕がある人を除いてあまりおすすめはできません。
離婚の際に結婚指輪を返す方法
結婚指輪を売るのも気が引けるし、持っているのも嫌だから返したいと思ったときは、離婚届と一緒に相手に渡すと良いですよ。
もし離婚後に指輪だけを送りつけると、相手は二度嫌な思いをすることになります。ケンカを売っているような印象を与えてしまい、逆上されるといけないので、できる限り離婚届を渡すタイミングで指輪を返すのがおすすめなのです。
相手によってはその後、捺印済の離婚届と一緒に、あなたの指輪と自分の指輪の2つを送り返してくることもあります。もし送り返された場合は、売るか捨てるかを選んで処分すると良いでしょう。
離婚後に結婚指輪を処分する方法&処分することのメリット
結婚指輪の後始末に困っている人は、以下の処分法を参考にしてみてください。それぞれのメリットも取り上げています。
結婚(婚約)指輪買取専門店に売る
結婚指輪にはいろいろな思いが詰まっているものの、そのまま持っていても仕方ありません。ですが売ることでお金に換えられるので、少しでもメリットを生み出せます。しかし質屋に売る考えは、もう昔のもの。
今はネットで探せば、結婚(婚約)指輪買取専門店のサイトがあり、傷だらけでも歪んでいても、刻印が入っていても買取りしてもらえます。質屋よりも高額で買取りしてもらえる可能性もあるので、専門店に売るのが一番のおすすめ方法です。
訪問の買取りサービスを取り扱っている業者もありますが、中には安値で買い取れるまで帰ってくれないケースもあるようです。そのため、自宅に訪問買取りの業者が来たときには、対応に注意しましょう。
海へ投げ捨てる
離婚者の中でも、結婚指輪を捨てる人は少なくありません。さすがに長年にわたり身につけてきた指輪を、フリマなどで売ったりするのは気が引けるからでしょうか。
結婚指輪を捨てる人の中には、海に投げ捨てる人たちも割と多くいます。普通に捨てるよりも思いを吹っ切れるメリットがあるようです。
新しい人生を歩むため、強い心を持ちたい人は、海に捨てる方法も検討してみてください。
神社に納める
神社には、結婚指輪の供養をしているところもあります。離婚したとはいえ、一度は人生を一緒に生きようと思えるパートナーができたのは、幸せなことともいえるでしょう。そんな縁をくれた神様に感謝し、神社に納めて供養してもらうことで、スッキリとした気持ちになれるのがメリット。
信心深い人におすすめの指輪の処分方法です。
離婚式で壊してしまう
結婚式の反対に、きっぱりと別れるための離婚式があることを知っていますか?司会によって離婚の理由が語られ、友人代表が仲を裂く役割を担う裂人(さこうど)となって挨拶をするなど、一風変わった離婚式。
その中で、結婚指輪を壊すことが夫婦最後の共同作業となるとのこと。ハンマーで壊すケースもあれば、ぐにゃぐにゃに変形させてしまうパターンもあるといわれています。
離婚を笑い話にしたい人におすすめの処分方法です。
離婚後に結婚指輪をとっておきたいときにおすすめの方法&メリット
離婚後に結婚指輪をとっておきたい人におすすめの方法は、思い出の品物を保管するためのボックスなどにしまうこと。結婚指輪そのものは、誰のものでもないあなたのものなので、売るも捨てるもとっておくのも自由。まわりに何をいわれても気にする必要はなく、あなた自身が決めればいいのです。
この方法は結婚指輪をとっておきたい人のほかにも、どうしても手放せない人にもおすすめ。なぜなら、無理して結婚指輪を処分することはないからです。気持ちに整理がついたあとで、生活に困ったときに売ることもできますからね。
「結婚指輪は離婚後に処分しなければいけない」という思い込みがあるなら一度落ち着いて考え直し、とっておくのもひとつの手段として検討しましょう。
まとめ
離婚はただでさえ悩みが尽きないもの。でも、やっと離婚が成立したと思ったときに結婚指輪の存在に気づくと、まだ問題が残っていたと感じてうんざりする人は少なくありません。
結婚指輪の扱いで困ったときには、まずはどんな選択肢が存在するのかを把握しましょう。全体像を見てから考えはじめることで、頭を抱える時間をできる限り少なくして、結論までショートカットできるケースが多いからです。
やみくもに悩んでもやもやとした気持ちになっても、時間ばかりが経ってしまって結論が出ないこともあります。指輪を処分せずにいったん棚上げとしておくと、ベストな処分方法が思いつくかもしれないので、いろいろな観点で後始末について考えましょう。
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