離婚のトラウマから抜け出そう!前向きに生きたい人への処方箋

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離婚のトラウマから抜け出せない人は、ふとしたときに苦しさが押し寄せてきて、明るく生きることが難しくなりがち……。ですが、トラウマとの向き合い方を知れば、うまく気持ちを切り替えられるかもしれません。

当記事では、心の問題解決に向けた取り組み方を熟知している桔梗さんからアドバイスをいただき

  • 離婚のトラウマが蘇ってしまう理由は何か
  • 離婚後のトラウマにはどのようなものがあるのか
  • 離婚のトラウマを克服する方法とは
  • 離婚のトラウマはあるけれど新しい恋をしたい人へのアドバイス

を紹介します。離婚のトラウマに悩んでいる人は、ここで解決の糸口を見つけてください。

離婚のトラウマが蘇ってしまう理由は何か


テレビなどでニュースやワイドショーをよく見る人は、おのずと芸能人の離婚や不倫に関しての話題に触れる機会も多くなります。

離婚理由は人によって違いますが、メディアではさまざまな離婚事例をたくさん取り上げていますよね。そのため、自分が離婚したときと似たような状況や心情を目の当たりにすることで、離婚のトラウマが蘇ってしまいます。

つまり、テレビをよく見ている人にかぎって、離婚に関する話題を目にすることが多いため、自分の離婚体験と重ねてしまい、思い出してつらくなるのです。

離婚後のトラウマにはどのようなものがあるのか


離婚のトラウマに苦しむ人は、どんなところにつらさを感じているのでしょうか?前向きに生きられなくなってしまう心の状態の変化を見てみましょう。

自信がなくなる

昔に比べると、離婚に対して偏見を持つ人は少なくなっています。しかし、まだまだ離婚する=甘いという見方をする人もいますよね。

とくに自分の親ぐらい、またはそれより上の年齢には、考えが古い人が多いです。そしてそんな人が身近にいる人であれば、いろいろと厳しいことや心無いことをいわれてしまうこともあるかもしれません。

その結果、「自分が悪かったんだろうか」という気持ちになったり、「戸籍に傷を残してしまった」と自分を責めることになったりして、自信を失ってしまうことがあるのです。

異性に対して苦手意識が働く

もうひとつの問題として、異性に対してコンプレックスを持ってしまうことがあります。

たとえば、離婚理由がモラハラや暴力、浮気や不倫だった場合、異性に対して疑い深くなりやすいです。また、一度結婚に失敗したために、「次のパートナーともうまくいかなかったらどうしよう……」と考えてしまう恐れもあります。

そうなれば、異性とうまく関われなくなり、恋愛がうまくいかなくなってしまうリスクが高まります。

離婚のトラウマを克服する方法とは


ポイントは、ネガティブな思考にとらわれずに過ごすことです。ここでは、具体的にどうすれば前向きに生きられるようになるのかをまとめました。

幸せな毎日を送る離婚経験者に相談する

もしあなたの身近に離婚を経験していて、さらにいま幸せな生活を送っている人がいるのであれば相談してみましょう。離婚時に受けた傷は、自分の気持ちをわかってくれる人に話して、共感されることで癒されるためです。

「つらいのは自分だけではない」と知ることができて、「離婚しても幸せになれるんだ」と安心感を得ることができるでしょう。また、幸せの秘訣を知ることができれば今後、自分がどう生きていくかの参考にもなります。

何かに没頭する


人はヒマな時間ができると、どうしても嫌なことを思い出してしまいます。したがって、毎日を忙しく過ごすのがおすすめです。そうすれば、余計なことを考える時間は間違いなく減るでしょう。

たとえば、仕事や趣味などの予定を無理のない範囲で詰め込み、自分の好きなことに熱中してみてください。あとは時間が解決してくれるでしょう。

離婚後に出会う異性が前のパートナーと同じとは限らないと知る

離婚によるトラウマがあると、自信をなくしてしまったり、異性に対してコンプレックスを持ってしまったりすることがあります。このような状態になった人は、「また前のパートナーと同じような人と付き合って、苦しみを味わってしまうのではないか……」とマイナス思考に陥ってしまうきらいがあるのです。

ですが、世界にひとりとして同じ人はいません。似たタイプの人間はいたとしても、まったく同じ家庭環境で育ってきた人は世の中に一人もいないのです。「もし、また前のパートナーと同じだったら……」と不安になる気持ちはわかりますが、逆に不安になればなるほど前のパートナーと似たような、望まない相手を選んでしまいがちになります。

そのため、元パートナーとまったく同じ人はいないと、心にとめておきましょう。

心理カウンセラーに胸のうちをさらけ出す

心理カウンセラーは心の問題を扱うプロなので、あなたの話を否定せずに寄り添って聞いてくれます。あなたのペースで話すことで、気持ちの整理がついたり、一人きりで悩んでいるときには気づかなかったことがわかったりすることも珍しくありません。

家族や友達に話すと、いろいろな励ましの言葉をかけてくれるかもしれませんが、専門家ではないためにかえって振り回されてしまう心配もあります。また、身近な人だからこそ、正直に話しにくいこともあるでしょう。

これらのことから、しっかりと自分自身の心と向き合うためにも、あなたの気持ちを優先してくれる心理カウンセラーに話すのがおすすめです。きっと、離婚のトラウマによる心の傷をいち早く癒してくれるはず。

離婚のトラウマはあるけれど新しい恋をしたい人へのアドバイス


離婚のトラウマに苦しめられているものの、「やっぱり新しい恋をはじめたい」と願う人は少なくありません。ですが、焦らないでください。まずは、離婚のトラウマを克服することが大切です。

離婚したことがトラウマになっている場合、自信がなく不安な気持ちから、新しい恋をしたくてもなかなか踏み出せないものですよね。ですが本来、恋愛は2人で楽しく過ごすためにするもの。

そのはずが、最初に不安な気持ちから恋愛がスタートすると、ずっと不安がつきまとうため、楽しい感情よりもつらい気持ちになることのほうが多くなるのです。そしてそのことが原因で別れてしまうと、さらにまたトラウマが増えて悪循環に陥ってしまうかもしれません。

これらのことから、先述した克服方法を実践して、まずはトラウマを乗り越えることをおすすめします。そして楽しく過ごせるようになったとき、新しい恋の一歩を踏み出すと素敵な恋につなげられるでしょう。

まとめ

離婚のトラウマは自分自身を責めてしまったり、異性に対してコンプレックスを持ってしまったりして、負の連鎖につながりがちです。そのため、この苦しみから早く抜け出したいと願う人は、決して少なくありません。

元のパートナーとの嫌な思い出が蘇ってこないようにするためにも、当記事で紹介した解決策を取り入れてみてください。そうして離婚のトラウマから抜け出すことに成功すれば、また素敵な恋に出会える可能性も高まるでしょう。

一方、マイナスの心を抱えたまま次の恋愛をはじめたとしても、良い結果にはつながりにくいもの。同じ過ちを繰り返して余計に苦しむことにもなりかねません。なので、まずは離婚のトラウマ克服をめざすのを優先するのが得策です。
離婚のストレスは侮れない!向き合い方を間違うと大変なことに……

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