この記事の情報提供者
多くの女性にとって、未知の世界なのが風俗店です。男性のなかには、彼女や配偶者がいながら風俗通いをする人もいます。この場合、風俗通いは浮気に該当するのでしょうか。
この記事では、男女の心理について詳しい桔梗さんから提供された情報をもとに……
- 風俗店って、どんなことするの?その種類は?
- パートナーがいるのにどうして風俗に行くの?
- 風俗は浮気に入る?(男性編)
- 風俗は浮気に入る?(女性編)
- 既婚者の風俗通い、浮気扱いで離婚の提訴は可能?
- 風俗好きのパートナー、どう対処したらいい?
以上、6つのことについてまとめました。彼氏や夫が風俗に行くことが浮気に思えて不快に感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
風俗店って、どんなことするの?その種類は?
ひとくちに風俗店といっても、さまざまな業種があり、サービス内容にも多少の違いがあります。風俗の代表的な業種・サービスは以下のとおりです。
ソープランド
風俗の王様とよばれているのが、ソープランドです。この風俗店は、店内に用意されたお風呂場のある個室で、風俗嬢が男性客の身体を洗う・ベッドやマット上などで性的なサービスを行います。
ソープランドの特徴は、数多い業種のなかでも性行為が黙認されている点です。そのため、一般的な概念で見ると、ソープランドでサービスを受けることは浮気とみなされ、既婚者の場合は不貞行為に該当するのです。
ヘルス系(店舗型・無店舗型)
風俗のなかでもっとも多い業種がヘルス系です。この業種は、店舗を構えて店内でサービスを行うファッションヘルス、風俗嬢がお客の自宅などへ向かう無店舗型などの種類があります。一般的によく知られているのが、デリヘルとよばれるデリバリーヘルスです。
ヘルス系は本番といわれる性行為(挿入行為)NGという決まりですが、なかにはお店に内緒で本番を行い、別料金をもらう嬢もいます。ヘルス系は性交類似行為に当たるため、浮気と判断されるでしょう。
性感マッサージ
性感マッサージは、通常のマッサージ店などで行うマッサージのほかに、性的なサービスも行う業種です。男性客が寝ている状態で、マッサージを受けるのが基本的なサービスであり、本番行為はありません。
しかし、場合によっては射精行為もあるので、浮気の範囲内になる可能性は高いでしょう。
ピンクサロン
ピンサロという略称でおなじみなのが、この業種です。ピンサロは、ほかの業種のような個室ではなく、広い飲食店のようなフロアが用意されています。そして、大勢の男性客にピンサロに所属する女性が性的なサービスを行うのが特徴です。
オーラルセックスがサービス内容に含まれているため、浮気とみなされるでしょう。
ハプニングバー
この業種は、お店に集まったお客が、気の合った者同士で個室やソファブースで、性行為を楽しむ場所です。
来店したお客のなかには、ただお酒を飲みに来ただけというタイプの人もいます。しかし、基本的にお客同士で性的なことをしても良いというルールなので、ハプニングバーへ行くだけでも、浮気とみなされるでしょう。
パートナーがいるのにどうして風俗に行くの?
彼女や奥さんがいるのになぜ風俗へ行くのか……。男性の心理が理解できないという人もいるでしょう。特定のパートナーがいながら風俗へ行く男性が、どんな考えを持っているのか見ていきましょう。
性欲処理のため
恋人や妻がいても、セックスレスであったり相手との性行為に満足していなかったりすると、性欲処理のために風俗店へ行く男性は多いです。なぜなら通常の浮気とは違い、風俗ではお金を払ってサービスを受けるため、罪悪感が少なくて済むし、遊びと割り切れるからです。
マニアックな性癖のため
通常のセックスでは満足できない、少し変わった性癖を持つ男性は、風俗に通う傾向があります。パートナーが自分の性癖を理解してくれていれば、風俗へ行く必要はありません。
しかし、「もし、自分の変わった性癖をカミングアウトして、嫌われたらどうしよう……」と悩んでしまい、その結果、風俗で自分の性癖を満たすことになる人もいるのです。
仕事の付き合いで断れないため
職場の先輩や上司、取引先の人などに誘われた場合、断るとその場がしらけてしまい、今後の業務に支障をきたすこともあります。そのため、行きたくないけれど、仕方なく付き合いで風俗に行くというパターンもあるのです。
お酒で酔った勢い
お酒を飲んでいて、友達と勢いで風俗に行ってしまうケースもあります。男性はお酒が入ると、ムラムラしてしまう傾向があります。そのため、男友達と飲んでいて、お酒の勢いとその場のノリで風俗店に行ってしまう人がけっこういるのです。
風俗は浮気に入る?【男性編】
特定のパートナーのいる男性は、風俗に行くことについて罪悪感を感じている人もいれば、「これは浮気じゃない」と割り切った考えの人もいます。風俗が浮気かどうかと考えている男性の比率は、以下のとおりです。
「風俗は浮気ではない」という考えが過半数
男性750名に対しおこなわれた、「風俗のサービスを受けることは浮気かどうか」というアンケートによると、全体の2割が、「浮気である」という結果が出ています。つまり、750名のうち8割が、「風俗は浮気ではない」という認識なのです。
また、このアンケート結果を世代別で見てみると、「浮気である」と答えた男性のうち、20〜30代の若い世代は2割を超えています。しかし、世代が40〜50代と上に行くほど少なくなるという結果です。
40〜50代はいわゆるバブル世代です。この世代は仕事の接待などで風俗を利用することが多かったといわれています。仕事つながりで風俗に行く機会が多かったため、それほど罪悪感はなかったのでしょう。
参考:男性が性風俗店に行くのは「浮気」か否か? 女性の寛容さが目立つ驚愕の結果に | ニコニコニュース
風俗は浮気に入る?【女性編】
風俗が無縁の世界であることが多い女性は、風俗に関する考え方が男性とは異なります。女性に聞いた風俗に対する考えは、先述したものと同じアンケート結果で見えてきます。
「風俗は浮気」という考えは女性のほうが多い
750人中、4割以上が、「浮気である」と回答しています。男性と比較して倍程度の人が、「風俗へ行くのは浮気」と思っているという結果が出ているのです。
女性の場合、異性に対して好意を持つことによって肉体関係が成立します。好きでもないけど、性欲を満たすためにセックスをするという考えは、女性はそれほど持っていません。そのような考えのため、風俗でほかの女性と性行為をするのは、女性の視点では立派な浮気なのです。
参考:男性が性風俗店に行くのは「浮気」か否か? 女性の寛容さが目立つ驚愕の結果に | ニコニコニュース
既婚者の風俗通い、浮気扱いで離婚の提訴は可能?
風俗店にて、夫が風俗譲と性交渉をした証拠があれば、離婚を提訴することは可能です。法的には、パートナー以外の異性と性交渉をした場合、貞操義務に違反したとみなされます。
そのため、ソープランドに通って性交渉をしている場合、離婚できますし慰謝料を請求することも可能でしょう。ただし、相手の風俗嬢に慰謝料を請求することは困難です。なぜなら風俗嬢は、本人の希望で既婚男性に性的サービスをしているわけではないからです。
また、すでに述べたように、デリバリーヘルスや性感マッサージ、ピンクサロン、ハプニングバーなどに通っている場合、性交類似行為をしていることになります。しかし、性交渉を行った証拠を掴むのは困難なため、貞操義務違反となるかは断定できません。
パートナーの風俗通いを許せず、どうしても離婚したい場合には、弁護士に相談することをおすすめします。
風俗好きのパートナー、どう対処したらいい?
女性にとっては、自分のパートナーが風俗に通うのは、良い気分がしません。では、そのようなパートナーにはどう対処したらいいのでしょうか。
パートナーを頭ごなしに責めない
男性のなかには、仕事の付き合いで仕方なく風俗へ行っている場合もあります。そのため、風俗通いが発覚しても、なにも聞かずに怒ってはいけません。まずは理由を聞いてみましょう。
業種によってはそのような接待が必須のところもあるので、転職するしか解決方法はありません。簡単に転職できないようだったら、許してあげる心の余裕を持つことが大事です。
パートナーの性癖を聞いてあげる
先述したように、男性のなかには変わった性癖のため、風俗でしか性欲を処理できない人もいます。パートナーの性癖を一度しっかりと聞き入れることが、風俗通いを防止する手段です。性癖を拒むのではなく、どこまで許容できるかを2人で話し合う必要があります。
風俗通いが嫌だとしっかりと伝える
男性のなかには、軽い気持ちで風俗に通い罪悪感を持っていない人もいます。そのため、女性の視点から見れば風俗は立派な浮気である、好きな人が風俗に通うのは辛いと、自分の気持ちをしっかりと伝えることが重要です。それにより、今までパートナーを傷つけていたと、男性側に罪悪感が芽生えることでしょう。
スキンシップやセックスを拒みすぎないようにする
女性は男性とは違い、月経があることからホルモンバランスによって、放っておいてほしいときもあるものです。調子が悪いときにムリに相手をする必要はありませんが、その都度相手に事情を話して、誤解されないように気をつけましょう。そして普段は、あなたから積極的にスキンシップをとるように努力してみてくださいね。
まとめ
風俗業は、ほかの商売に比べると特殊なものとはいえ、いわゆるサービス業に分類されます。そのため、男性側としては軽い気持ちでサービスを受けに行く感じで、風俗通いをする人も少なくありません。
ただ、パートナーが風俗に行ったとなると、嫌悪感を抱く人もいるでしょう。その場合、感情的にならずに理由を聞き、解決策はないか話し合いをするのは選択肢のひとつ。一方、どうしても受け入れられない、離婚したいとなれば弁護士に相談をしましょう。
コメントを残す