コロナで離婚を考えるように…~新型コロナであらわになった大切なこと~

Withコロナとかコロナと共生していくっていうけれど、こっちは死活問題!
慣れない「新しい生活」に夫はイライラ、私もイライラ。
子どもには、こんな状況知られたくないけれど…。

こんな夫とは離婚したい!
だけど、実際お金もないし、将来が不安。
一体どうすれば良いの…?

コロナ離婚って本当?~新型コロナウイルスと離婚トラブルが増加中?~

2020年4月に緊急事態宣言が発令され、Twitterのトレンドにもなった「コロナ離婚」
離婚と新型コロナウイルスの流行なんて一見、まったく関係なさそうに見えますが、なぜ世間に広まっていったのでしょうか。
離婚の原因はそれぞれですので、断定できませんが、以下のような生活の変化がかかわっているのではないかと思います。

①テレワークによる夫婦の共有時間が増える
②危機管理への価値観の違い
③子どもへの接し方

上記を確認すると、①は家族や夫婦にとって良いことだと感じる方もいらっしゃるでしょう。
一体どういうことなのか、さっそく項目別に考えていきたいと思います。

①リモートワークによる夫婦の共有時間が増える

2020年4月の緊急事態宣言を受け、テレワークを導入する企業が、大幅に増加しました。
その結果、普段は出勤している夫が、自粛期間中ずっと家で仕事しているという家庭も増えたのではないでしょうか。
日本の通勤時間の平均は片道約40分。
就業時間は休憩をふくめ9時間ですので、通常であれば一日の半分は、夫と顔を合わせないというのが日常だったと思います。

しかし、今回、テレワークが増加したため、夫婦が顔を合わせる時間は激増
相手に不満を持っている夫婦の場合、一方の嫌なところが見えてしまい、うんざりしてしまうことが少なくないそうです。
また、お互いテレワークになり、仕事をするスペースが狭くイライラしたり育児をめぐってトラブルになったり、なんてことも…。

「夫と常に一緒に居たい!」と気持ちが盛り上がるのは、結婚した当初がほとんどです。
結婚生活の年数を重ねるにつれて、盛り上がっていた気持ちは落ち着き、次第に家族愛へと変わっていきます。

とはいえ、親しい家族であっても、ある程度の距離感を持っていないと衝突してしまうことが少なくありません
必ずしも「夫婦の一緒に居る時間が増える」=「夫婦円満」につながるわけではないということが、今回の件で気づいた方も多いのではないでしょうか。

②危機管理への価値観の違い

災害や、パンデミックなど、命の危険を感じたとき、夫婦の一方が全然危機感を覚えていないと、重要な価値観が合っていないと感じ、別れにつながることが多いようです。
今回で言えば、「マスクの装着をしない」や「買いだめをする」などが挙げられます。

前者は、感染のリスクを真剣に考えていないと取られ、後者は他人をかえりみず、「自分たちだけ良ければいい」という考えがあるのではないかと思います。
こういった考えは、決して間違いではないですが、正解でもありません。

人それぞれ、「どうしても我慢ならない価値観の相違」があり、ダイレクトに「命の危険」を感じた場合、この先このひとと一緒に居られるのかと考えると、離婚を選択するのも仕方がないかもしれませんね。

③子どもへの接し方

①でお伝えしたとおり、自宅が仕事の環境に合っていないと、自然にストレスが溜まっていきます。
加えて、保育園や学校はながらく休校措置がとられていましたので、家族全員が自宅にいる「密」な状態で過ごしていた方も少なくないでしょう。
そんなとき、夫がイライラを子どもにぶつけていたり、言葉の暴力を浴びせていたりしたら…

子どもにとって、親は世界の大部分を占め、絶対的な存在です。
したがって、子ども自身や、その行動を繰り返し「否定」し続けると、大きな傷になりかねないのです。
母親として、子どもを傷つける言葉を吐く人と一緒にはいられないと考え、離婚を選択する方もいます。

以上がコロナ離婚につながるだろう要因についての解説でした。

余裕のない状態は危険?~精神の不安定は虐待につながる…?~

前章では、「コロナ離婚」にいたるまでのトラブルについて考えてきました。
今回は、その中から、深刻な問題である「子どもの虐待」を取り上げて確認していきたいと思います。

厚生労働省は2020年の1月~3月期に児童相談所が対応した児童虐待件数が、前年の1割から2割増加したと発表しました。
増加の要因としては、休校の長期化や、テレワーク両親の収入減が関係しているのではないかとされています。
精神的に、金銭的に余裕がないと、ストレスが溜まり、子どもにあたってしまうのです。

これは、夫だけではなく、妻側にも起こり得ることです。
子どもの虐待を理由に離婚になった場合、どういうことになるのか、両方の面から確認していきましょう。

夫が子どもを虐待した場合

虐待と言うと、「殴る」「蹴る」「叩く」といった暴力をイメージしがちですが、それだけではありません。
言葉の暴力や、無視、性暴力などもまた虐待です。
しかし、虐待は、人目をしのんで行っていることが多いため、なかなか露見しにくいのが現状です。

とはいえ、テレワークが普及したため、露見しやすい環境になったとは思います。
虐待が発覚した場合には、以下の3つを出来るだけ早くおこなうことが大切です。

①虐待の証拠を集める
診断書や傷の撮影などをおこないましょう。
また辛いことですが、子どもから何があったのか話を聞いてみる、また虐待がおこなわれているところの動画や写真を残す手段もあります。

②児童相談所に連絡する
虐待が起きていると疑った場合には、児童相談所のダイヤル「189」へ連絡しましょう。
子どもの虐待を受けて、どのように行動すれば良いのか分からないと思う方はたくさんいると思います。
そこで、児童相談所、また専門家に相談することによって、その後、スムーズにことを運べることがあります

③別居する
とにかく別居が一番大事です。
自身がいない間、見ていないときに、虐待しないとは限りません。
したがって、家族や信頼できるひとがいる場合には、すぐに別居へ踏み切った方が良いと思います。
通常、配偶者の承諾なく別居することは、悪意の遺棄ととられ、離婚する際に不利になる可能性が高いです。
しかし、虐待やDVなどの理由があった時は別です。
子どもの身が危険と感じた時には、すぐに相手と離れることをおすすめします。

とはいえ、金銭的な問題や、頼れる身内がいないといったことで、どうしたらいいのか分からないと思う方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、内閣府で運営している「DV相談プラス(https://soudanplus.jp/)」を利用してみるのも良いと思います。
DV相談プラスは、電話やメールのほか、チャットでも相談を受け付けています
どうすれば良いのか分からない時には、利用を考えてみてはいかがでしょうか。

虐待放置は、絶対にダメ!

夫の暴力やストレスの矛先が自分に向かうからといって、子どもの虐待を見てみぬふりは絶対にいけません
発覚した場合、犯罪の手助けをしたとして、「幇助罪」にあたることもありますし、何より子どもが大きな傷を負います

女性は男性より力が無く、抵抗するのは難しいと思います。
しかし、すべて受け入れてしまうと、最悪の場合子どもが死亡してしまうこともあります。
常的に暴力や暴言などが飛び交っていると、異常に慣れてしまい「異常」であることがわからなくなります
「おかしい」と感じた時には、まず誰かに相談してください。

妻が子どもを虐待した場合

子どもを虐待するというと、何となく男性が暴力をふるうイメージを想像する方も少なくないのでしょうか。
しかし、統計によると、子どもの虐待にかかわる相談件数の約半数は子どもの実母が多いです。
本来、何よりも守りたい我が子のはずですが、何故、虐待をしてしまうのでしょうか。

厚生労働省の調査によると、虐待する要因として以下の理由があげられています。

・望まぬ出産
・若年での出産
・マタニティーブルーや産後うつ
・過去、DVや虐待、体罰などを受け、暴力・暴言などに慣れている
・精神疾患やアルコール・薬物依存症である

上記すべてに関連する要素として、加害者の「こころ」の問題が挙げられるかと思います。
子どもが乳児であったり、幼児であったりすると、自分の思い通りとはいかないことが多いです。
自身の思い通りにいかないと、ストレスがたまりますし、またパートナーが育児に非協力的ですと、ワンオペ育児状態になり、悩みをひとりで抱え込んでしまいがちになります。
そういった状況が積み重なって、虐待をしてしまうというケースは少なくありません

特に、コロナ禍において、育児のほかにも精神的な不安を感じやすい時期です。
ストレスフルな状態になっている方も多いのではないでしょうか。

夫から虐待を理由に離婚を切り出されると…

子どもに愛情があるのにも関わらず、虐待をしてしまう。
そんな状態が続くと、当然ながら自身のパートナーから「虐待」を理由に離婚を切り出される可能性が高くなります。

子どもを持つ夫婦が離婚する場合、親権をどちらの親が持つかを決めなければなりません
通常日本では、夫婦が離婚する場合、母親である妻側が親権を取得することが多いです。
しかし、子どもの虐待となると、話は別です。

親権は、「子どもの幸せ」が第一優先なので、虐待やネグレクトがあった時には、不利にならざるを得ません
加えて、「夫は子どもを虐待した場合」の項目でもお伝えしましたが、子どもの頃の虐待の記憶は、思っている以上に子どもに影響を及ぼします
PTSDになってしまったり、愛情を示すかたちがゆがんでしまったりと子どもの将来にもかかわる問題です
したがって、自分の行動が「虐待なのではないか」と感じた際には、一度子育て支援センターなどに相談することをおすすめします。

自身が加害者なのではないかという不安は、なかなか親しいひとにも相談できないと思います。
そのため、「子育て支援センター」や「子育て相談窓口」が各自治体に設置されているのです。
子どもを育てることは大きな喜びをともないつつも、同じくらい苦しいこともあります。
こころがずっと苦しいと、最悪我が子を死なせてしまう事態になりかねません。
そうならないよう、自分の行動がおかしいと思ったら誰かに相談してください。

まとめ

今回はコロナ離婚や最近増加しつつある虐待についてお話を進めてきました。
虐待のトラブルは1990年統計を始めて以来、年々増加しつつあります。

また、コロナ禍の影響により、ストレスの発散できる場所がなく、自身が加害者になってしまう可能性もはらんでいます。

加害者になり、自身の夫から離婚を切り出された場合、大切な子どもと暮らせなくなることもあるのです。
育児に関して悩んでいる場合には、まずは夫と話し合いの場をもうけてみましょう。

そこで、改めて互いの気持ちが分かり、夫婦仲が改善するということもあるかもしれません。
また、夫が真面目に取り合ってくれない場合は、両親など親しい両親に間を取り持ってもらい、話すことも大切です。

ひとりで抱え込むことは、自身で思っているよりもずっと、精神的負担が大きいです。
「誰にも頼れない」「誰にも相談できない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、公的機関の相談窓口の利用を検討もしてみてください
「不安」を言葉にし、誰かに伝えるとすこし楽になることもありますので、まずは誰かに相談してもらえればと思います。

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