【恋愛で失敗?】理想のひとだと思っていた夫と離婚したい!!②

 

結婚前は恋愛のゴールが結婚…なんて思っていた方も少なくないと思います。

夫の○○な行動に胸キュンし、「少女漫画みたい」と幸せな気分を味わった記憶を持つ方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、かなしいかな。恋愛フィルターは長く続きません。

結婚して夫婦で共同生活を送り、子どもがいると、胸キュンな言葉よりも思いやりが大切です。

今回は、少女漫画の主人公のような性格を持った夫と離婚を考える女性にスポットを当て、考えていきたいと思います。

 

無邪気なわんこ系と思っていたサイコパス夫と離婚したい

 

主人公:あやこ(32)

夫:優斗(25)

 

 

仲の良い友人はほぼ結婚していて、子どもがいるひとも少なくない。

結婚した友人は「恋愛と結婚は別物だよ。好きだけじゃ生活できないんだから。もっと独身楽しんでればよかった」とかなんとかいうけど、悪気ない分だけタチが悪い。

結婚したい。とにかく結婚したい。結婚したい。とにかく結婚したい。

30歳を目前にして私の結婚欲はピークに達していた。

そんなときに出会ったのが新卒で入ってきた後輩、後に夫になる優斗だ。

優斗の人懐っこく前向きで一生懸命な性格に惹かれ、私の方から告白し付き合い始めた。

少し落ち着きがなかったり、子どもっぽいところは短所でもあるんだけど、ちょっと抜けてる犬みたいでそれすらもかわいかった。

正直年の差が気になるところもあるけど、「愛の力があれば何でも乗り越えられる!」と当時は本気で思っていた。

今思うと、「頼むからこいつだけはやめとけ!」と声を大にして言いたい。

 

交際期間約1年を経て、私たちは恋人から夫婦になった。

結婚当初は引っ越しや結婚式の準備、新婚旅行でばたばたしていたけれど、「結婚できた」という達成感とこれからの生活への期待でいっぱいだった。

このときが私の幸せのピークだったと思う。

結婚生活が始まり半年ほど、ようやく生活が落ち着いたころから夫に違和感を覚えるようになった。

無邪気で優しい性格は変わらないし、家事も手伝ってくれる。

休日にはデートもするし、横柄な態度をとることもしない。

はたからみれば、完璧な夫だ。

けれど、交際期間中には見えてこなかった、欠点も見えてきた。

優斗は嫉妬深いのだ。嫉妬は愛情があるからされるものっていうのはわかっちゃいるけど、正直言ってちょっと異常だ。

「異性の友人とは会わないでほしい」ってのは理解できる。

でも、今まで仲の良かった同性の友人にも「心配だから会わないで」と言ってくる。

しかもしかも、仕事上の付き合いでも異性がいる飲み会には、夫が参加できるときしかいっちゃいけないと言ってくる。

心配してくれたり、嫉妬してくれたりすることは嬉しいけどいくらなんでも過剰すぎないかと思った矢先、更に驚くべきことが発覚した。

 

夫婦の共有パソコンを使おうと思ったところ、珍しく夫がログアウトし忘れており電源がつけっぱなしになっていた。

軽い調べものだからそのまま使っていたところ、デスクトップに「2019_appon」「2020_appon」という妙なフォルダーがあることに気づいた。

「あっぽん」ってなんだと思い、開いたところ、きれいに月別にフォルダーが分けられており、その中には私の写真が入っていた。

2019年って付き合う前じゃん!しかも入っている写真はどれも隠し撮りみたいな感じで、中には窓の外から部屋の中を撮影した写真や着替え中のも…。

なにこれ、ストーカー?普通に気持ち悪いんだけど。

別の部屋にいる夫を呼び出して、写真の件を問い詰めると、普段と変わらない笑顔で私に話してきた。

「何怒ってるの?あやこさんが僕を結婚相手に選んでくれたんでしょ?こんなに妻を愛してる夫も珍しいと思うよ。これからもよろしくね」

確かに、夫を好きになったのも、告白したのも、プロポーズしてほしいと伝えたのも私だ。

でももう気持ち悪い。生理的に受け付けない。怒ることなくニコニコ笑っている夫を見ると、気持ち悪いを通り越して恐怖すら覚える。

離婚したいけど、夫は絶対に応じなさそう…。どうすればいいの?

 

弁護士の見解

離婚を考えた場合、まずは夫婦同士で話し合い、同意のもと成立する協議離婚が考えられます。

相手方が離婚に同意してくれないときには、裁判所に離婚調停を申し立て、調停委員を交え話し合い、それでも離婚できない場合の最終手段として裁判で離婚の可否を問うこととなります。

今回のあやこさんと優斗さんの場合も同様、まずは夫婦で離婚の話し合いを行うことになるでしょう。

今回、優斗さんのあやこさんに対するストーカー行為が原因で、あやこさんが離婚の意思を持ったわけなので、優斗さんが有責行為をしたとみなされ、一方的に離婚できるのではないかとも考えたいところです。

しかし、婚姻前のストーカー行為が離婚原因になるかどうかは、非常に判断が難しいです。

確かに優斗さんがした行為は、ストーカー規制法や各自治体が定めている迷惑防止条例、住居侵入罪等に触れている可能性が高いです。

そのため「婚姻後にストーカーであることが発覚した」ということをあやこさんが立証することができれば、離婚の請求が認められる余地があるかもしれません。

しかし、「婚姻後にストーカー行為を知った」ということを客観的に証明することは、非常に難しく、悪魔の証明に近いです。

したがって、理不尽に感じるかもしれませんが離婚するためには基本的に優斗さんの同意を得る必要があると思われます。

 

お話を聞く限り、優斗さんはあやこさんに対し相当執着していることがうかがえます。

そのため、夫婦間の話し合いで離婚の合意を得ることは、現状難しいのではないかと思われます。

あやこさんが離婚を強く望むのであれば、弁護士に相談し、離婚調停を申し立てて話し合った方が良いかもしれません。

また調停で話しがまとまらないことも見据え、別居できるのであれば別居することも検討してください。

別居が長期間にわたれば、「すでに夫婦関係は破綻している」とみなされ、訴訟で離婚が認められる可能性があります。

更に、優斗さんが別居後あやこさんに対しストーカー行為とみなされる行動を行った場合には、同居しているときよりもストーカー行為が認められやすくなります。

ストーカー行為によって、被害者は大きな精神的苦痛を受けることとなることが予想されますので、無いに越したことはありませんが、万が一身の危険を感じた場合にはすぐに警察に連絡してください。

 

自由おおらか系の放置プレイ夫と離婚したい

 

主人公:芽衣子(28)

夫:丈太郎(32)

 

夫の丈太郎は自由人。フリーランスのジャーナリストで、いつも方々を飛び回っている。

若いころの私は、そんな自由で行動力があり、自分の信念を貫き通す彼に尊敬の念をいだき、「丈太郎のような懐の大きなひとになりたい」と思っていた。

尊敬はいつしか、恋愛感情になり、必死のアプローチのうえ、なんとか恋人になることができた。

それから交際期間3年を経て、結婚。

今は結婚してから2年が経過しようとしているが、せっかく好きな人と結ばれたのに、今はなんで結婚したのかわからない。

見通しが甘いといわれるかもしれないけど、結婚をきっかけに私のことや家族についてもっと考えてくれると思ってた。

でも、実際は「帰ってくる場所があると安心するな」と言いながら、全然帰って来やしない。

不倫してるんじゃないかとも思ったけれど、「不倫や浮気をするくらいなら、慰謝料を払ってでも離婚する」というスタンスのひとなので考えにくい。

いや、本当に自由が好きで、好奇心旺盛で自分のやりたいことがあると、家族よりも優先する人なのだ。

結婚したからには子どもも産みたいし、もっと夫婦の時間を大事にしたい。

丈太郎には、再三不満を伝えてるけど、全然聞きいれちゃくれない。

むしろ、「こういう人間だってわかってて結婚したんだろ。家にいるから不満がたまるんじゃないの。お金についてはある程度融通利くから芽衣子は芽衣子で好きなことやってみたら?」と諭される始末。

こんなの理想とかけ離れすぎてる。てか、お金の問題とかじゃなくて夫婦の時間が欲しいのに…。

こんな生活がずっと続くと思うとぞっとしてしまう。

こんなんならもっと私のことを大切にしてくれるひとを見つけて結婚したい。

そのためには、離婚しなくちゃいけないのだけれどどうすればいいの。

 

弁護士の見解

離婚するというと、ドラマや漫画、映画等の影響で、「不倫」だとか「DV」といった、夫婦の一方に原因があるとイメージする方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、実際のところ、どちら一方が悪いというよりも、性格の不一致や価値観の違い等で離婚を決断する方が多いです。

夫婦双方に離婚の原因が無い場合、夫婦間の話し合いで離婚を成立させる離婚協議や裁判所に「夫婦関係調整調停」を申し立てて、調停委員を交えて話し合って離婚を成立させる調停離婚が考えられます。

今回の芽衣子さんの場合、丈太郎さんの行動に非が無いとは言えませんが、夫婦の同居・協力・扶助の義務に違反しているとまでは言えません。

そのため、夫婦で話し合って離婚を成立させることを考えた方が良いのではないかと思われます。

なお、芽衣子さんは「新しいひとと結婚したい」とおっしゃっていますが、離婚が成立するまでは不貞行為ととられるようなことは避けてください。

寂しさや丈太郎さんへの不満を理由に、異性と性的関係に発展してしまった場合、有責配偶者となり、慰謝料を請求されたり、離婚するにあたり不利な立場におかれたりする可能性がありますのでご注意ください。

 

まとめ

今回は2人の女性の悩みとそれに対する弁護士の見解を紹介してきました。

結婚してから配偶者の欠点に気づくことは多くあります。

欠点が許容できるものなのであれば、夫婦で話し合ってすり合わせしていければよいのですが、相手の欠点や問題行動が必ずしも許容できるものとは限りません。

話し合っても難しい場合には、離婚するのも手段のうちです。

とはいえ、離婚は自分だけの意思でできるものではなく、離婚裁判等に発展しない限り、基本的には相手方の合意が必要となります。

自力で離婚の合意を得られないと思ったときには、一度弁護士に相談してみるということも検討してみてください。

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