【美容にうるさい夫】エステや脱毛に浪費する夫と離婚したい

メンズエステや、メンズ脱毛。

現代は、男性の美意識が高まり、男性用の基礎化粧品やメイクアップ商品等、さまざまなものが普及しています。

美への追及は性差関係なく、深く追い求めたいという方は多くいらっしゃるでしょう。

しかし、追及するあまりに家族関係が壊れてしまうこともあります。

今回は、美の追求によって夫婦関係が壊れてしまった一組の夫婦の体験談と、その見解を紹介していきたいと思います。

 

 

美の価値観で離婚問題に発展?美意識の高い夫

 

 

妻:ユイカ(30)

夫:冬樹(33)

 

 

いつまでもスタイルが良くて、若くて、かっこいい夫って理想。

周りの友達に夫の冬樹の美意識の高さについて愚痴るけれど、「ぜいたくな悩みだよ」なんて言われて、真面目に取り合ってくれない。

いやいやいや、結構面倒くさいよ。

エステだの脱毛だのスキンケアだの、私よりもずっと美意識の高い夫と一緒に暮らすのは、正直窮屈だ。

夫だけが意識を高めればいい。もともと、高校生の時に、ニキビがひどくてスキンケアに目覚めた彼なので、個人的に高める分には、別に私だって文句は言わない。

結婚してからはじめのうちは、いちいちうるさく言ってくることはなく、個人的に楽しんでいるようだったので、まあこういうひともありだよね、身だしなみは整っていないよりは、整っている方がいい、なんて思って、そこまで気にしていなかった。

でも、結婚式や新婚旅行も終わって、二人の生活に慣れてきたころから、夫が小言をぶつくさ言い始めるようになってきた。

はじめは、本当に小さなことで、パンツスタイルじゃなくて、スカートやワンピースを着てほしいという要望だった。

まあ、たまには着るよ、と適当に返していたのが悪かったらしい。

「たまには俺の要望に応えてくれたっていいじゃないか。会社の女の子は、いつも髪もきちんとセットして、まつげエクステしたり、ネイルしたりしてる」と不満をぶつけてきた。

…。個人差じゃない?そりゃいつもきれいにしてる女の子は、かわいいよ。

でも、別に独身のときだって、そんな常に意識高めてネイルとか髪セットとか、まつエクとかしたことない。

そりゃ、夫とのデートの日くらいは下着を上下そろえたり、メイクをきちんとしてたりしてた。それこそマナーとして。

でも、毎日毎日おしゃれが義務になるのは、正直苦痛。

スキンケアくらいはしてるし、それこそ他の女の子に比べられても困る。

記念日とか、一緒に出掛けるとか、特別なことがあるならおしゃれをしてもいいと返事をすると、いまいち納得いかないような顔をして「釣った魚にはエサやらないのかよ」とぶつくさ言っていたけど、一応は引き下がってくれた。

思えば、ここの時点で夫の話を聞いていれば彼が極端な行動をとることはなかったのかもしれない。

 

結婚して1年。

最近夫が変わった。肌もつるつるだし、2日に一度はひげをそっていたのに、そらなくなった。にもかかわらず、無精ひげはなくつるつるだ。

極め付きは、一緒にお風呂に入ったときに、全身の毛が無くなっていたこと。

いや、髪の毛はふさふさだけど、本来生えているべきところに生えていない。

すねも脇もいろいろとぜんぶつるんつるん!

驚いて聞いてみると、「ようやく気付いたか」とちょっと自慢気な顔をして、全身脱毛したことを打ち明けられた。

脱毛って高いんじゃないの?と聞いたら、ちょっと目を泳がせて、35万円くらいかかったといわれた。

「子ども産みたいから、貯金しようって言ってたよね?」

私があきれたように聞くと、開き直ったような態度で言葉を返してきた。

「昔から、毛がいやだったんだよ。どうせユイカは美容にお金使わないんだし、その分を俺が使ったっていいだろ。コンプレックスだった毛が35万でなくなったなら安いもんじゃん。てか、お前も女なら毛くらい脱毛しろよ。毛があるとなえるんだよ…」

はー??毛がコンプレックスなんて聞いたことないんですけど。

てか、まあいい。確かに35万で悩みが解消するなら安いものかもしれない。

でも自分が脱毛したからって、なんで私まで脱毛しなくちゃいけないの?

大体毛があるとなえるってなんだよ、毛を毛嫌いしてんじゃないよ。髪の毛無くなったらそれはそれで困るくせに。

夫の発言には、正直めちゃくちゃイライラしたけれど、一緒にお風呂に入っているのに、ここで喧嘩するのもちょっと、なんか滑稽だ。

言いたいことは山ほどあったけど、ぐっと飲み込み適当に相槌を打って、その場は切り抜けた。

 

脱毛を打ち明けてからというもの、今度は肌を健康に保ちたいからという理由で、メンズエステに通い始めた。

また、適度な筋肉がないと、美意識が保てないといい、パーソナルジムにもいくようになり、それからは、筋肉に必要なのは良質なたんぱく質だからと、高いプロテインを購入したり、オーガニックに目覚めたり、食事なんか作らないくせにやたら食材にまで口を出してくるようになった。

私は、「将来のために貯金するのだから、少しは妥協してほしい」と伝えたけれど、夫は全然聞く耳を持たず、むしろ何かにとりつかれるように、美への追及を緩めなかった。

むしろ、「ユイカもブスなんだから、俺よりちゃんと美意識高く持てよ」と、上から目線のアドバイスまでしてくる。

うるせー!!私まで美意識高めたら、うちの家計は破綻状態だわ!!!

私は、不満だらけだったけど、それでも好きになって結婚したんだからと、半ばあきらめの境地で結婚生活を送っていた。

 

しかし、そんなことも言ってられなくなる問題が起きた。

というのも夫は自分の給料でまかなえることができなくなり、私の独身時代に貯めていた貯金に手を出したのだ。

夫曰く、夫婦の財産は共有して使うものなんだから、夫が困ったときには妻の貯金を当然使っていいに決まっているとトンデモ論を展開し始める。

今まで、価値観の違いでけんかになることを避けていたツケが回ってきたのかもしれない。

でも、独身時代のお金って、そもそも夫の助けを必要としていないんだし、別に夫婦の共有財産でもないんじゃないか?

てか、いくら夫婦だからと言って勝手に私の口座からお金を引き出してもいいの?

 

これまでは夫婦の情もあって、離婚なんか考えなかったけど、正直貯金に手を出してまで、追及する美意識ってなんだ。

勝手に、美と破滅してほしい。

完全に、愛想が尽きたので離婚したいけど、こんなことで離婚できるのかな。

今まで浪費してきたお金は、私が強く止めなかった責任もあるから全部取り戻したいとは思わない。

けど、せめて独身時代の貯金、100万円は取り戻したい…。無理なのかなあ…。

 

見解

夫婦であってもそれぞれ育ってきた環境や、人生のなかでの経験はまったく異なるので、価値観や性格がまるっきり同じではありません。

今回のユイカさんのケースでは、美意識とそれにかかるお金についてのトラブルで、離婚問題へと発展しました。

ユイカさんは、夫の冬樹さんと離婚を考えているうえで、次のような悩みを抱えていらっしゃいます。

 

  • 美意識の違いを理由に離婚できるのか
  • 独身時代の貯金を取り戻せることができるのか

 

さっそくそれぞれ確認していきましょう。

 

美意識の違いを理由に離婚できるのか

美意識は、ひとそれぞれが持つ価値観によって異なります。

夫婦の中には美意識に限らず、価値観の違いによって離婚する方は少なくありません。

価値観の違いによって離婚する場合、原則として夫婦双方の合意が必要です。

今回のユイカさんのケースでは、冬樹さんが合意すれば離婚することが可能です。

冬樹さんが離婚を拒否したり、財産分与等の離婚の条件で折り合いがつかないときには、弁護士への相談や、家庭裁判所に夫婦関係調整調停(離婚)を申立てて、話し合いを行うことを検討した方が良いでしょう。

なお、今回の場合、一方的に離婚する最終手段として、離婚裁判を行えるのかどうかというと、離婚請求自体は、冬樹さんの浪費を理由に可能であると考えて良いと思います。

ただし共有財産の使い込みを理由に離婚裁判を検討する場合、「冬樹さんが使い込んだ」ということの立証責任は、離婚請求を行うユイカさんにあります。

離婚裁判で、冬樹さんの浪費によって夫婦関係が破綻したことを立証するのは、非常に難しいといって良いでしょう。

更に、離婚裁判は一度の出廷で終わることはなく、裁判の中で和解、または判決が下るまでには、かなりの時間がかかると予想されます。

また、日本の法律では調停前置主義といって、離婚裁判の前に調停を行う必要があり、「あくまでも争う」という姿勢で臨んだ場合、離婚が成立するまでに数年単位の時間がかかることもあります。

そのため、早く離婚を成立させたいという場合には、できるだけ夫婦の話し合いで解決を目指した方が良いでしょう。

 

独身時代の貯金を取り戻せることができるのか

夫の冬樹さんは、ユイカさんの独身時代の貯金をご自身の美容代の捻出のため使い込みました。

結論からいうと、独身時代の貯金は夫婦が協力して形成された財産ではないので、夫婦の共有財産としてカウントされません。

独身時代の貯金は、ユイカさん個人のものなので、特有財産といいます。

なお、特有財産には独身時代の貯金の他、親からの贈与や相続によって得た財産等があります。

そのため、ユイカさんは勝手に使われてしまった独身時代の貯金を冬樹さんに請求することが可能です。

ただし、貯金が共有財産と同じ口座で管理している場合には、取り戻すことが難しくなります。

というのも、共有財産の考え方として、特有財産かはっきりわからないものに関しては、共有財産としてみなされるからです。

 

今回のユイカさんの場合には、独身時代の貯金と共有財産を管理している口座は別であると推測されますので、まずは冬樹さんと話し合いで返してほしいという意思を伝えてみてください。

そのうえで、冬樹さんが返還に応じなかったり、双方の間で意見の食い違いが発生したりして、自分の手に負えなくなった場合には、早い段階で弁護士への相談を検討した方が良いでしょう。

 

まとめ

今回は、美意識への違いによって、離婚問題に発展してしまった夫婦の体験談を紹介しました。

夫婦はもともと他人です。

そのため、円満な関係を築くには、密なコミュニケーションをとって、相手の価値観とご自身の価値観をすり合わせていく必要があります。

とはいえ、状況によっては、自身にとって妥協することのできない、明確な違いもあるでしょう。

話し合っても妥協点が見つからない場合には、離婚を選択するのも手段のうちです。離婚を視野に入れ、自分にとってベターな選択は何かを考えてみると良いかもしれません。

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