【妻と性の不一致】妊活の件で妻に迫られていて辛いから離婚したい

女性が妊娠を目的として、夫と性行為をするということは少なくありません。

性行為はもともと子孫を残すために行われることなので、何らおかしいことはありません。

しかし、性行為は生殖行為である一方で、愛情を確かめるコミュニケーションの一種でもあります。

そのため性行為を求められたときに、単なる生殖行為として認識されると空しいと感じる方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、妻との性の不一致で離婚を考えている男性の相談と見解について紹介したいと思います。

 

 

子どもが欲しくて性行為を迫る妻の言動が苦痛

 

相談者:仁(仮名)34歳 職業:会社員(年収:600万円)

妻:佳津子(仮名)32歳 職業:パート(年収:80万円)

 

 

妻の佳津子からの妊活が辛くて離婚を考えています。

佳津子とは、私が27歳、妻が25歳の時に結婚しました。

現在、結婚7年目です。

結婚当初共働きだったこともあり、将来子どもは欲しいと思っているものの、その時の生活スタイルでは育児が難しいということで、少し落ち着いたら考えようと二人で話していました。

いまいま子どもを望んではいなかったので、避妊はしつつも夜の営みは普通にありました。

佳津子の子どもが欲しいという希望が強くなったのは、彼女が30歳を迎えたころのことでした。

当時、私たちの周りでは出産する親戚や友人が多かったので、「そろそろ真剣に子どものことを考えたいね」といわれました。

タイミングがちょうどよかったというのは誤解を招くかもしれませんが、その時佳津子は仕事面で大きな悩みを抱えていました。

「医学とかはわからないけど、ストレス抱えた状態は絶対に良くない。妊活を機に今の仕事を辞めてみるのはどうかな。佳津子が仕事を辞めたとしても、僕が働けば将来生まれる子どもを含めて生活することはできると思うよ」と伝えました。

佳津子は、相当負担だったのか私の提案に「わかった。でも一人で家にこもるのも性格的に合わないし、時短で働くね。子どもが生まれたらそれなりにお金もかかるだろうし。気遣ってくれてありがとう」といってくれました。

こうして佳津子は仕事を辞め、知り合いの紹介で週3回事務職のパートをすることになりました。

 

妊活については、自然にできるのか治療等が必要になるのか確認したかったため、夫婦で病院に行きファティリティチェックという妊娠する力があるかどうかのチェックをしました。

結果は、お互い問題ありませんでした。

結果を受け、今までしていた避妊を止めて週1,2回の行為の頻度は変えずにやってみるということになりました。

1年みて妊娠しなかったら、再度病院に行ってみようということも約束しました。

 

妊活を始めてしばらくは「そんなにすぐにできるわけないよね」とお互い気楽に構えていたのですが、1年を過ぎた時点から佳津子の様子がおかしくなりました。

約束通り病院に行ったのですが、そのときの結果もお互い問題なく、正直なかなか妊娠しない理由がわかりませんでした。

原因がわからないことが余計に佳津子の不安をあおったのかもしれません。

 

まず変わったのが食生活です。

今までは週に1回は外食に行っていたのですが、「栄養のバランスが取れない」といってすべて自宅で取るようになりました。

そこは全然良いのですが、食卓に並ぶ料理が、山芋とかオクラとか納豆とか亜鉛と葉酸が含まれるものでネバネバ系ばかりになりました。

正直私は納豆や山芋が苦手なので勘弁してほしかったのですが、佳津子が納得するならばと特に突っ込みをいれないようにしてました。

また、お酒もお菓子も禁止され、昼食も弁当を持たされることになりました。

弁当の内容は、山芋の〇〇とかわかめとか、オクラの和え物とか…。

いや、健康的な食事であることはわかっているんです。

でも肉や魚もレバーとかイワシとかサンマとか臓物・青魚系で…。

こういう系も苦手なので、本当に苦痛です。

佳津子の気持ちもわかるし、食事を作ってもらうのはありがたいことだと思っていたのですが、楽しみのはずの食事が苦痛で。

せめて、ネバネバ系は続くとほんときついので、せめて毎日じゃなくて、1日置きにしてくれないかと提案もしてみたんですが、「苦手な食べ物は甘え。ネバネバだけにネバーギブアップ!」と本気で取り合ってくれませんでした。

 

食事以外についても3日~7日に一度射精した方が良いからという理由で、その頻度で性行為に至ります。

さらに、サイクル中の自己処理は一切禁止。

スマホで見るのを心配してなのか、朝と仕事から帰ってきたら履歴のチェックと入力の検索履歴も確認されます。

朝はまだしも、仕事帰りは、自宅外のトイレで自己処理しているとでも思われているんでしょうか、謎です。

更に性行為においては、佳津子が望むときに身体を差し出さなければならなくなりました。

普通、気持ちの高ぶりとか、コミュニケーションとか色々あるじゃないですか。

そういうの無しで、本当に挿入行為のみ。

性行為というよりも生殖行為っていうか…。

残業で疲れて帰ってきても、「今日はするから」と。

一番びびるというか、びっくりしたのは、疲労が限界まで来て寝てしまったときです。

普通寝ている人間に対して行為に及ぶことってないじゃないですか?

しかし、どこでねじ曲がったのか、なんか違和感を覚えて起きたら、佳津子が私のうえに乗ってたんです。

驚いて、「何してんだよ!」と払いのけると、「だって寝ちゃったから。約束したのに。だからせめて邪魔にならないようにしようとしたの!!」と泣き出しました。

泣き出したいのはこっちです。

寝ているあいだに行為に及ぶなんて夫婦であっても許されないと思います。

というか、妊活を始める前の佳津子と違いすぎて、もはや狂気としか思えません。

 

この一件から佳津子の顔を見ると恐怖感を覚え、現在行為をしようとしても私の方が反応しなくなってしまいました。

反応しないことに、佳津子は「なんで!!」とヒステリック気味になっています。

なんでこんなことになったのか…。

結婚してから私は佳津子を家族として女性として大切にしてきました。

しかしもう限界です。

離婚したいと考えているのですが、了承を貰ったとしても今の状態だと慰謝料を請求されるような気がします。

どうすればいいのでしょうか。

 

弁護士の見解

法律上明文化されていませんが、夫婦生活を送るにおいて、夫婦間の性交渉はあることが前提とされています。

夫婦間以外の異性と性的交渉を行うことは、夫婦関係を破綻させる離婚事由にも定められているので、夫婦間に性交渉があるということ前提というのも当然といえば当然のことかもしれません。

とはいえ、相手が性交渉を求めた場合必ず応じなければならない義務ではないです。

これを踏まえ、早速今回のケースについて確認していきましょう。

まず前提として、相談者の仁さんと佳津子さんはお互い話し合って妊活をすることに決めました。

妊活を始める前に夫婦2人でファティリティチェックを受けていることからも、特に仁さんが非協力的であったということはないと思われます。

問題は妊活がなかなか結果に結びつかず、佳津子さんの言動が過激になっていた点です。

佳津子さんは、妊活を始めてから1年が経ってから、仁さんに対して次のような行為をしました。

 

  • 食事のメニューを妊活仕様にし、飲酒・外食等を制限した
  • スマホの履歴・検索履歴等のチェックを1日に2回チェックしていた
  • 仁さんの都合を考えず体内周期で性行為を行った
  • 眠っている仁さんに行為に及んだ

 

食事のメニューについては、法律に定められている離婚事由にあたる可能性は低いかもしれません。

しかし、性的欲求を抑制する行為や、仁さんの都合を考えずに性行為を行うこと、また同意していない相手に対して性行為をすることは、精神的暴力、また性的暴力に当たる可能性があります。

精神的暴力や性的暴力は、法律上で定められている「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に当たります。

また、仁さんは佳津子さんの行為に対して精神的苦痛を受けているので、慰謝料を請求することが可能です。

つまり、離婚を切り出した場合仁さんは、慰謝料を請求される側ではなく、慰謝料を請求する権利があるのです。

 

今回の場合、慰謝料の件を含め夫婦間の離婚の話し合いで解決しようとすると、感情的になってしまい離婚が成立するまでに時間がかかってしまう可能性が高いです。

夫婦間の精神的暴力や性的暴力を理由に慰謝料を請求する場合、請求する側が精神的暴力・性的暴力を受けたという証拠が重要になります。

自力で目に見えない暴力を証明することは非常に難しいです。

したがって、離婚と慰謝料の件、含めて弁護士に相談した方が良いでしょう。

弁護士は、結婚から離婚を決意したまでの経緯、また仁さんが最終的にどのような結果を得たいのかを聞き、その望む結果が得られるよう弁護活動を行いますので検討してみてください。

 

まとめ

今回は妊活をきっかけに、性的不一致を感じた男性の相談と弁護士の見解を紹介しました。

性的不一致といってもその内容はさまざまで、性的嗜好の違い等だけでなく、性的暴力や精神的暴力を受けている可能性もあります。

性的な悩みはなかなか周囲に相談しにくいものです。

そのため、弁護士に相談することも手段のうちと考え、行動してみるのはいかがでしょうか。

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