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離婚に対して疲れたと感じ、中には離婚することを諦めてしまう人もいます。その対策として、離婚に伴う辛さを軽くする方法を知っていれば、とても役立ちます。当記事では、夫婦関係の悩みに精通している桔梗さんに聞いたお話をもとに
- 離婚成立までのあいだに離婚することに疲れたと感じる理由とは?
- 離婚成立までの期間はどれくらい?
- 離婚後に離婚について疲れたと感じる理由
- 離婚に対して疲れたと思う気持ちを少なくする方法
- 離婚経験者がきつい・疲れたと感じたとき心の支えになったコト
をまとめました。離婚をする際に、できるだけ疲れたくないと思う人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
離婚成立までのあいだに離婚することに疲れたと感じる理由とは?
離婚を決意した人であっても、離婚するまでに疲れてしまって、うまく話を進められないことがあります。どのようなことに疲れてしまうのか、詳しく見てみましょう。
相手が離婚に合意してくれない
スムーズに離婚手続きを終えるためには、相手の合意が必要です。あなたが離婚を望んでいても、相手が合意しない場合もあります。夫婦でいくら話し合いをしても進展が見られない場合には、離婚調停や離婚裁判が必要となるため疲れたと感じるのです。
相手が離婚に合意してくれさえすれば、早く済ませられる話にもかかわらず、なかなか合意を得られないことに対して諦めてしまう人もいます。
離婚時の取り決めがまとまらない
離婚をする際には状況に応じて、財産分与や慰謝料について話し合う必要があります。また、子どもがいる場合には親権や養育費、子どもとの面接交渉など、取り決め事が多くなり、疲れたと感じることがあるのです。
夫婦の話し合いで取り決めがまとまらない場合は、離婚調停や離婚裁判をしなければならないので、離婚成立までにかかる時間が長くなって、疲れてしまいます。
離婚成立までの期間はどれくらい?
離婚成立までの期間が長くなるほど、疲れてしまう人は増えるもの。そこで、どれくらいの期間で離婚できるのか、確認しておきましょう。
協議離婚
協議離婚とは、夫婦で話し合って、お互いに合意をしたうえで離婚届けを提出するという離婚方法です。協議離婚の場合には、取り決めについての公正証書を作成し、後は離婚届を提出するだけなので、それほど時間はかかりません。
離婚調停
離婚調停とは、家庭裁判所で調停委員を挟んで離婚を進める方法です。離婚調停は、協議離婚よりも時間がかかります。基本的に、調停離婚をする場合は裁判所での話し合いが月に1度しかないため、4~5ヶ月かかることも多いです。
ですが、4~5ヶ月で離婚が成立するのは、スムーズに手続きが進んだ場合の話です。もし決まった日時に相手が来なかった場合などは話し合いが延期され、その月は離婚調停ができないことになり、さらに時間がかかります。
離婚裁判
離婚裁判とは、離婚調停が成立しなかった場合の方法です。離婚調停で解決しなかった場合は離婚裁判になり、早くて半年、長ければ3年の期間を要します。
離婚裁判となると、弁護士を雇ったり、多くの時間を割かなければいけなかったりするため、負担が大きくなってしまいがち。そういった状況下で、離婚に疲れてしまう人もいるのです。
離婚後に離婚について疲れたと感じる理由
離婚について疲れたと感じるのは、離婚成立までとは限りません。離婚後にも面倒なことがあるので、事前に把握しておきましょう。
離婚後に周囲の人たちへ説明しなければいけない
離婚すれば、親戚だけでなく職場や友人関係にもわかってしまいます。そのため、「なぜ離婚したのか?」などといろいろなことを聞かれて、説明に疲れてしまうことがあるのです。中には根掘り葉掘り聞いてくる人もいるので、そういった人の相手をすることに嫌気がさしてしまう人もいます。
下手なことを言ってしまうと良くない噂が広まってしまうので、離婚をした理由を説明する際に神経を擦り減らせてしまい、疲れたと感じるのです。
離婚後の手続きが多い
離婚後は女性の場合、名字を旧姓に戻すのであれば名義変更の手続きが必要となります。また、子どもがいる場合に親権を得た親が子どもの氏を変えるのであれば、子の氏の変更許可申立をして、子どもを自分の戸籍に入籍させる手続きもしなければなりません。
さらに引越しが必要な場合には、子どもの転校が必要になることもあります。離婚するだけでも疲れるものですが、離婚後はさらに必要な手続きが多く、疲れたと感じてしまうのです。
離婚に対して疲れたと思う気持ちを少なくする方法
離婚をするのは大変なので、少しでもラクに進めたいと思う人は少なくありません。そこで、離婚に対して疲れたと思う気持ちを少なくする方法を見ておきましょう。
夫婦カウンセリングを利用する
夫婦だけの話し合いでは、話が平行線でラチが明かないこともあります。そんなときには、夫婦カウンセリングの利用を検討してみましょう。
プロの力を借りることで、「まずは何を話し合うべきなのか」ということが明確になりやすく、それまでにはわからなかった自分の本心に気づけるメリットもあります。
離婚調停を利用する
離婚調停を行えば、調停員という第三者を挟んで話し合いをすることができます。
それぞれが別の部屋で調停員と話し、調停員が相手に話の内容を伝える仲介役になってくれるため、むやみに話し合いがこじれることなく、短期間で終わるケースがあるのです。
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弁護士に相談してみる
弁護士事務所では無料相談を行っているところも多いため、まずは話を聞いてもらって、離婚に向けてどのように話を進めていけば良いかなど、的確なアドバイスをもらいましょう。
その際には、できる限り離婚の案件について経験豊富な弁護士を選ぶのが良いです。弁護士が扱う案件はさまざまなので得意、不得意があります。より良いアドバイスをもらうためにも、離婚案件をたくさん取り扱ってきた弁護士に相談するのが得策です。

離婚経験者がきつい・疲れたと感じたとき心の支えになったこと
離婚を経験した人は、辛い時期をどうやって乗り越えたのでしょうか?ここでは、離婚経験者がきつい・疲れたと感じたとき、○○が心の支えになったという経験談をまとめました。
いつでも味方でいてくれた友人のお陰で頑張れた
離婚となると悲しさのほかにも、「これからどうしよう……」といった不安がつきまとい、とても心細くなって辛い気持ちになるものです。しかし、どんなときにも味方になってくれて励ましてくれた友人のお陰で、「きつい」とか、「疲れた」という時期を乗り越えられたという人もたくさんいます。
もし心を許せる友人がいるなら、一人で抱え込まず、辛い気持ちを聞いてもらうと良いでしょう。
子どもがいることが支えになった
子どもがいる状況で離婚をした女性は、シングルマザーとして子どもを一人で育てていかなければなりません。近くに実家があり協力してくれる人は恵まれていますが、中にはまわりに助けてくれる人がいないケースもあります。
子どもが幼いうちは、途方に暮れてしまうことがあっても、「この子を守らなければ」という思いで頑張れたという声も多くあるのです。自分一人だったら乗り越えられなかった辛さも、子どもがいることで前向きに頑張って乗り越えられたという人はたくさんいます。
まとめ
離婚に疲れたと感じるのは、離婚が成立するまでのあいだとは限りません。離婚後に辛いと感じることもあるので、あらかじめ離婚の大変さを把握しておくことが重要です。それと同時に、離婚に対して疲れたと思う気持ちの和らげ方を知っておくと、今後の参考になるでしょう。
また、離婚経験者が辛い時期を乗り越えた方法を押さえておけば、これからの人生で役立つかもしれません。より良い方法を選んで、毎日を気持ちよく過ごせるよう、ここで紹介した内容を活用してくださいね!