離婚したいと思い立ったらすぐ実行は悪手?準備万全じゃない人は必読

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離婚したいという思いは、ときに強い感情となって押し寄せてきます。ですが、そんな思いに流されて離婚すると、後戻りができなくなって悔やむことになるかもしれません。そのため今回は、夫婦関係で発生する問題について詳しい桔梗さんから

  • 離婚することのメリットとは?
  • 離婚することのリスクとは?
  • 離婚したいと思い立ったときに、思いとどまるための対処方法とは?
  • 離婚したい気持ちが強いとき、離婚に向けて準備すべきこととは?
  • 離婚したいと決意したときの離婚の進め方とは?

についてお話を伺い、内容をまとめました。離婚したいと思い立ったあと、どうしたら良いかアドバイスを必要としている人は要チェックです。

離婚することのメリットとは?


離婚に対して悪いイメージを持つ人は少なくありません。ですが、状況によっては離婚したほうが良いこともあるので、離婚のメリットについて見てみましょう。

現在の不満やストレスから解放される

たとえば、パートナーがモラハラをする人であれば、結婚生活では多大な精神的ストレスがかかります。ですが、相手にどうにか変わってほしいと願っても、人を変えることは困難です。あなたが何を言っても、パートナーの心に響かず、改善の見込みを感じないようなら、ほかに打つ手がなくなってしまうこともあるでしょう。

だからといって、そのままモラハラに耐えていると、精神的に立ち直れなくなってしまう恐れがあります。そんな状況の場合には、離婚して相手と離れることで、日々のストレスから解放されるというメリットがあるのです。

もっと良い人と巡り合えるかもしれない

パートナーへの愛情が冷めている場合、離婚すると今のパートナーよりもっと良い人と巡り合えるかもしれないメリットがあります。結婚した当初は意気投合していたはずが、夫婦の片方だけが人間的に成長したときには、だんだん相手とのズレを感じはじめることがあるのです。

夫婦そろって同じくらいのスピードで成長できれば良いのですが、成長できない相手と一緒にいると、パートナーに足を引っ張られることもあります。そのため、離婚したほうが良い場合があるのです。

離婚することのリスクとは?

離婚にはメリットがあると同時にリスクもあります。悪い側面を理解しておかないと後悔することになるので、あらかじめリスクを確認しておきましょう。

子どもにつらい思いをさせるかもしれない

離婚してシングルマザー、またはファザーの家庭となった場合で、子どもの学校で授業参観などがあったときに、自分だけ父親または母親が来ないという寂しさを子どもに感じさせてしまいます。

そのため、子どもがお父さんもお母さんも大好きであれば、離婚したい気持ちをこらえて、ある程度子どもが大きくなるまで離婚を思いとどまるのも良いかもしれません。

生活水準が下がるかもしれない


パートナーの収入が高い場合は経済面で頼れなくなるので、離婚後に同じような生活は続けられなくなるでしょう。趣味に使うお金や時間を作ることが難しくなり、遊びに行く余裕もなくなる可能性があります。

生活水準が下がっても一緒にいたくない相手であれば、離婚後の経済的な苦しさにも耐えられるかもしれません。しかし、そうでない限りは離婚後の生活が苦痛になることもしっかりと考えなければいけません。

養育費・慰謝料の支払い義務が生じるかもしれない

離婚後に養育費や慰謝料の支払いをしなければならないリスクは、男性に多いと言えます。これらの支払い義務が生じることで、結婚していたときよりも出費が多くなる可能性があるのです。

そのため、離婚したいという思いに駆られても、いったん冷静になって事前によく調べておくことをおすすめします。

離婚したいと思い立ったときに、思いとどまるための対処方法とは?


離婚したいという思いが瞬時にわいてきて、勢いで離婚すると後悔してしまうかもしれません。取り返しのつかないことになる前に問題を解決し、離婚を思いとどまるための対処法について見ておきましょう。

問題の原因となっている事柄を明確にする

物事の結果だけを見て、相手のせいにすることは簡単です。ですが、しっかりと原因を明確にしていないと、解決策がわからなくなってしまう恐れがあります。

たとえば、パートナーの浮気が発覚した場合には、「一方的に相手を責めただけで終わっていないか」や、「よく話し合ってみたのか」、「浮気癖があるのかどうか」や、「証拠はあるのか」、「思い込みだけで浮気と決めつけていないか」などを、冷静になってよく考えてみてください。

パートナーが不貞行為をした場合であっても、疲れや忙しいことを理由に相手の話をよく聞かなかったり、わかりあおうとする努力を怠っていたりすると、「自分にも落ち度があった」というケースはよくあるものです。パートナーが、「浮気をした」とか、「裏切った」という結果だけを見るのではなく、「自分にも相手を浮気に走らせた原因があったかも……」と振り返ってみましょう。

離婚せずに改善できないかどうかを考える

問題が起きた原因が明確になり、「改善できそうだな」と感じたら、夫婦でよく話し合い、自分の気持ちを素直に伝えることをおすすめします。

お互いの思いを伝え合うことで、気持ちのすれ違いがわかり、誤解が解けて、これまでよりも絆が深まるケースは珍しくありません。

離婚したい気持ちが強いとき、離婚に向けて準備すべきこととは?


離婚したいという気持ちが強いと、早く離婚したいという思いにとらわれがち。ですが、急いで離婚すると思わぬ不利益を被る恐れもあるので、事前に準備すべきことを把握しておきましょう。

離婚後の生活をシミュレーションしてみる

パートナーに対して、「浮気したなんて許せない!」と憤り、すぐに離婚したいと考える人は少なくありません。ですが、離婚後の生活を考えることなく勢いで離婚してしまうと、その後に貧困生活に陥ってしまう危険性があります。

そのため、いったん冷静になり、「もしも離婚した場合に、今の自分には生活していける力があるのか?」を真剣に考えてみましょう

離婚を考える原因となった証拠を集めておく

パートナーの浮気やDV、モラハラなどの暴力が原因で離婚する場合、証拠があれば慰謝料を請求できます。

相手が浮気をしているのであれば、浮気をしているという決定的な証拠を集め、DVやモラハラなどを受けている場合は、ボイスレコーダーなどで録音をしましょう。
もし浮気や不倫の証拠を見つけることが困難な場合は、探偵に頼んだり、弁護士に相談したりすることをおすすめします。

結婚後に得た共有財産をリストアップしておく

夫が稼いだお金で購入した物であっても、婚姻中に築いた財産はすべて共有財産となります。

法律上、共有財産は、離婚時に折半することになっているため、しっかりとリストアップして、どちらが何を受け取るかをきちんと話し合いましょう。

離婚したいと決意したときの離婚の進め方とは?


離婚したいと決意しても、どのように離婚を進めればいいのかわからないという人は、少なくありません。ここでは、離婚の進め方についてまとめました。

パートナーと話し合ったうえで離婚届けを提出する

離婚したいという決意が固まったら、離婚を考えていることや子どもの養育費・慰謝料のこと、財産分与のことなど、必要な話をすべて冷静に伝えましょう。そこで相手が離婚に合意したなら、協議離婚として離婚届にお互いの必要事項を記入し、役所に提出してください。これらの手続きをすると、離婚が成立します。

ただし、養育費や慰謝料などの金銭面に関する取り決めは、口約束ではなく公正証書などの書面に残しておくことをおすすめします。なぜなら、あとで相手が約束を破った場合に、対抗する手段を確保しておく必要があるからです。

協議離婚ができなかった場合には離婚調停へと進む


養育費や慰謝料、財産分与などの話で揉めるなどして相手が離婚に合意しなかった場合には、相手の住所地である家庭裁判所に離婚調停を申し立てましょう。離婚調停は月1回の頻度で、決められた日時に家庭裁判所で開かれます。

離婚調停では担当の調停委員を介して相手と話し合いを進め、調停が成立すれば調停調書として書類が作成されます。その後、役所に離婚届を提出することで離婚成立となる仕組みです。

離婚調停が不成立となった場合は離婚裁判へと進む

調停での話し合いに相手が合意しなかった場合、離婚は成立しません。この場合は、離婚起訴を提起すれば、離婚裁判へ移ることになります。離婚裁判も裁判の一種なので、離婚をする必要があるかないかは、裁判官が判決を下します。

つまり、裁判官に離婚原因があると判断されれば離婚が成立するのです。反対に離婚原因がないと判断された場合には、夫婦関係を継続することになります。

まとめ

離婚したいと思ったときには、冷静になって考えることが大切です。急いで離婚すると経済的に苦しくなったり、子どもに辛い思いをさせてしまったりと、良くない状況を招いてしまうかもしれません。その一方で、離婚には精神的に楽になれる、より良いパートナー探しを堂々とできるなどのメリットもあり、状況によっては離婚をしたほうが良いケースもあります。

そういったことを見極めるためにも、しっかりと現状を把握し、今後について考えたうえで決断することをおすすめします。

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