竈門禰豆子のような依存しやすい性格の女性と結婚した夫が離婚を考えるケースとは?

鬼滅の刃シリーズの第4弾。

今回は、作中のヒロインの立ち位置である竈門禰豆子のような女性の夫が離婚を考えるケースについて考えていきたいと思います。

シリーズ1から3まではこちらから

【漫画シリーズ】竈門炭治郎のような夫と意見に食い違いがあって離婚したい 【漫画シリーズ】自己肯定感の低い我妻善逸のような性格の夫と離婚を考える 【漫画シリーズ】嘴平伊之助のように猪突猛進なひとの妻になったとき離婚を考えるケースとは?

竈門禰豆子は芯が強く優しい女性であるが依存心が強い?基本的な性格を知ろう!

竈門禰豆子は、非常に家族思いな女性として登場します。

鬼に襲われ、家族は兄である炭治郎をのぞき、殺されてしまいます。

また禰豆子自身も鬼に襲われたことにより、自らも鬼になってしまう憂き目に遭います。

しかし壮絶な経験をしながらも理性を失わず、兄と旅へ出ることになります。

禰豆子の性格の長所

禰豆子は誠実な性格の持ち主で、次のような長所を持っています。

  • 家族や仲間を大切にする
  • 家族などのひとのために尽くすことができる
  • 本能に負けず理性を保つことができる

それぞれ確認していきましょう。

家族や仲間を大切にする

禰豆子は家族や仲間などひととの絆、つまりつながりをとても大切にするタイプです。

絆やひととのつながりを大切にでき、また大切である者に対し、きちんと愛情を示せる性格なので素直ともいえるでしょう。

家族を大切にするのは当たり前と考えるかもしれませんが、禰豆子の置かれた環境を考えるとそうもいいきれません。

鬼に襲われる前はいわゆる貧困家庭でした。

時代設定は大正時代なため、現代の貧困よりもさらに状況が悪いと予想されます。

当時の貧困というのは、餓死や病死など死に直結しやすいものだったからです。

貧困にあえいでいる家庭では、親ですらも口減らしとして子どもを殺害したり、人売りに子どもを売ったりということが大正時代でも地域によってはあり得ました。

禰豆子が家族に愛情を持ち、兄弟姉妹を憎むことなく育ったのは、母親が子どもに分け隔てなく愛情を注いでいたことも大きな要因といえると思います。

また何より他者からの愛情をきちんと受け止め、また愛情を持って接することができるのは彼女の大きなと長所といえます。

家族などのひとのために尽くすことができる

禰豆子の長所として家族など自身にとって大切なひとのため尽くすことができる点です。

損得勘定抜きで相手に尽くすことは、意外と難しいものです。

しかし禰豆子のような性格の場合、結果的に相手に尽くすことで自分が損することになっても尽くすことを厭いません。

母性が強い女性といいかえてもよいかもしれません。

本能に負けず理性を保つことができる強さを持っている

禰豆子の長所として本能に負けず理性を保つことのできる強さが考えられます。

禰豆子は作中早々に、鬼に襲われ、自らも鬼になります。

鬼滅の刃では、鬼になると理性を失い人間を食べる化け物になります。

禰豆子は鬼になった後も理性を失わず、性格もひとであったときの優しさや思いやりを持ち続けることができました。

これは、鬼に負けず自分が持つ欲望に打ち勝ったといえると思います、

一見すると柔和な雰囲気の禰豆子ですが、実は心にぶれない芯を持っており、大切なひとを守ろうとする強さがあります

これは大きな長所といってよいでしょう。

禰豆子の性格の短所

禰豆子は優しく思いやりがあって、母性が強く心に芯を持った女性として描かれています。

そのため、一見すると彼女に短所がないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、次のような短所も持っています。

  • 依存心が強い
  • 心配性である
  • 自己中心的な側面がある

依存心が強い

禰豆子の短所として、依存心が強い点が挙げられます。

禰豆子は尽くすことができる性格といいましたが、一方で他人に尽くすことで自分の価値を見出しているような側面もあります。

相手との気持ちとバランスが取れている場合には何も問題はないのですが、関係が悪化したとき、禰豆子の長所である「尽くす」という行為が相手にとって重荷になるケースがあり得そうです

また見返りなく尽くすことが前提で関係を作る場合、相手に悪意があると「尽くす」という精神を利用されてしまったり、相手と共依存状態に陥ってしまったりなどといったリスクがあります。

心配性である

禰豆子の短所として心配性であることが挙げられます。

心配性というのは、裏を返せば相手をそれだけ思っていることなので、一概に短所とはいえませんが、過度に心配していると相手が、「信用されていない」と感じることもあるかもしれません。

またよかれと思って相手にあれこれ心配を伝えると、「愛情が重たい」、「わずらわしい」と思われてしまう可能性があります。

自己中心的な側面がある

禰豆子は一見すると他人に尽くす性格なので、「自己中心的」とはかけ離れている人物と思う方も少なくないと思います。

しかし、「尽くす行為」は、自分自身の存在を確かめる行為である場合もあります。

他人に対して損得勘定なく尽くす行為は美徳にも思えるかもしれませんが、状況によっては相手が能動的に行動する機会を奪うことにもなります。

意識的に「ここは手を出さない方がいい」と自分の尽くしたい気持ちを抑えられれば良いのですがなかなか止められるものではありません。

無意識でも自分の「尽くしたい」という気持ちを満たすために行動を起こす場合、それは自己中心的といってよいのかもしれません

【共依存状態から抜け出す】DVを自覚し離婚するまで

禰豆子のような女性と結婚した夫が離婚を考えるケースとは?

禰豆子のような女性と結婚した夫が離婚を考えるケースとして、「依存」と「過干渉」が原因になる可能性があると思います。

どのような離婚のトラブルになり得るのか、相談事例と弁護士の見解を紹介していきたいと思います。

【相談事例】禰豆子のような女性と結婚したが依存がすごすぎて離婚したい

 

夫:善(ぜん)さん 32歳

妻:ねむこさん 30歳

私と妻のねむこは結婚して7年になります。

元々、妻の兄と私が友人関係で、彼の自宅へ遊びに行ったときに紹介されたのがねむこでした。

初めはねむこの容姿の愛らしさに惹かれましたが、付き合いが長くなるうちに彼女の家族思いなところや優しいところ、普段は温和なのに逆境に立ち向かうときは強さを見せるところなどに惹かれていきました。

ねむこが高校生にあがった段階で告白し付き合いが開始。

その後付き合いを続け、彼女が大学を卒業したタイミングで結婚しました。

恋人だった期間が長いこともあり、結婚生活に違和感を覚えることはあまりありませんでした。

ねむことしか付き合ったことがなかったので、正直わからなかった部分があります。

私がねむことの関係におかしさを覚えたのは、ここ1年ほどのことです。

会社でバスケサークルが立ち上がり、仕事上がりや土日のどちらか練習や大会に参加するようになりました。

サークルへの参加で土日や練習日の平日は帰りが遅くなることは事前に伝えていましたし、ねむこも快く許可してくれました。

しかし実際サークルの活動が多くなると、毎回練習や大会、飲み会に彼女自身が参加するようになりました。

私は学生時代帰宅部で、ねむこと付き合ってから授業など以外を除き、友達付き合いもそこそこに、ほぼすべての時間を彼女と過ごしていたので、同僚と過ごす時間がこんなにも楽しいものだとは知りませんでした。

いつもお互い一緒でなく、それぞれが楽しむ時間も必要だと感じ、ねむこにはサークルには1人で参加したいと伝えました。

しかし彼女は「心配だから」、「善に何かあったら困るから」と必ず一緒についていきます

周囲も最初のうちは「ラブラブだね」といっていましたが、ねむこ自体は練習に参加せず見学するだけなのでちょっと微妙な雰囲気です。

そこで練習場所などを伝えずにサークルへ参加しているのですが、それでも会社の前で帰りを待っていたり、私と同僚とのやりとりを勝手に見たりして私のことを把握しようとしてきます

ねむこに何が心配なのかと聞いても、ただ一緒にいたいだけだからと聞く耳を持ってくれません。

様々尽くしてくれている妻にこんな感想を持つのはひどいかもしれませんが、最近生活に息苦しさを覚え、ねむこにわずらわしさや図々しさのようなものしか感じられなくなってしまいました。

私自身の心の変化が原因なので慰謝料を支払って離婚したいと考えていますが、お金では納得する性格でもないなと感じています。

どうすればいいでしょうか。

弁護士に相談したい方はこちら

【弁護士の見解】協議離婚で解決できない場合には離婚調停を検討しよう

今回の相談者の善さんは、ねむこさんの依存心が強いことを理由に離婚を検討されています。

お話を聞く限り、ねむこさんの言動はやや常軌を逸しているようにも思えますが、ただちに法律で定められている離婚事由にあたるとはいえません。

また、善さんもねむこさんの権利を侵害するような言動をしていないので慰謝料を支払う必要はありません。

善さんの心の変化を理由に離婚の話し合いを進めたいなら、「自分がすべて悪い」という態度で話を進めるのではなく、お互いの価値観の違いを焦点に充てて、このまま夫婦生活を続けられないと主張した方が良いと思います。

また離婚時にお金を支払って離婚する場合には、「慰謝料」という名目ではなく、「解決金」というかたちで支払った方が良いでしょう。

なお善さんは、ねむこさんが金銭の提示をしても離婚に同意してくれないのではないかと心配されていらっしゃるかと思います。

離婚の話し合いする相手の態度をみて自力ではどうにもならないと感じたときには、家庭裁判所で離婚調停をすることも手段のうちです。

ただし離婚調停の場合、協議で離婚するよりも成立までに時間がかかる可能性が高くなります。

そのため早期に離婚を成立させたいと考えた場合には弁護士への相談も考えてみてください。

まとめ

今回は禰豆子のような女性の夫が離婚を検討するケースについて解説していきました。

どんなに魅力的な性格の持ち主であっても短所がまったくないというひとはいません。

ましてや夫婦の場合、長い時間を2人で共有するのですから欠点が見えて当然です。

相手の欠点が自分の許容を超えている、また折り合いがどうしてもつかないというときには離婚を考えてみるのも良いかもしれません。

弁護士に相談したい方はこちら

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