【漫画シリーズ】竈門炭治郎のような夫と意見に食い違いがあって離婚したい

漫画の主人公と付き合って結婚できたら…。

一度は大好きな漫画の登場人物との結婚生活を想像したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、現実は漫画の主人公と同じような性格を持つ方と結婚したとして、おとぎ話のように「末永く幸せに暮らしましたとさ」とはいかないこともあります。

今回は、大人気漫画、アニメの主人公である「竈門炭治郎のような夫」と結婚した女性が意見の食い違いによって離婚を考えるようになった事例と見解について紹介していきたいと思います。

【長所と短所】竈門炭治郎のような夫ってどんな性格?

竈門炭治郎とは、「鬼滅の刃」の主人公です。

炭治郎の性格の長所と短所は次のようなところがあると思います。

■長所

  • 優しい
  • 生真面目
  • 素直でまっすぐである
  • 家族を大切にする
  • 信念を曲げない

 

■短所

  • 意外と短気なところがある
  • 頑固なところがある
  • 自己犠牲が強すぎる
  • 世間知らずなところがありずれている

 

竈門炭治郎のような性格の男性と結婚したら、大切にしてくれるので幸せな夫婦生活を送れそうです。

とはいえ、状況によっては離婚に発展する可能性もあります。

具体例を交え考えていきましょう。

仕事に関する価値観が合わなくて離婚したい

 

夫:たいき(32)

妻:かなえ(29)

 

夫のたいきは優しく真面目でとても私を大切にしてくれます。

鬼滅の炭治郎の性格そのままのようなひとです。

ただ結婚して2年が経ち、ちょっと離婚を考えている部分があります。

それは意見の食い違いが頻繁に起こる点です。

普段はとても穏やかで私を尊重してくれるたいきですが、私の仕事については方針を巡り、頻繁に争ってしまいます。

私は両親が建築関連の仕事をしていたので、幼いころから一級建築士を目指し、建築デザイン事務所で働いています。

小さな規模なので、給料はそこそこで残業も多いですが、所長からさまざまなことを学べるので良い会社だと思っています。

忙しいのに給料がそこまで良くないという点がたいきの気になっているところのようで、今の事務所を辞めて他のところで働いてみたらどうかといわれています。

とはいえ建築関連のデザイン事務所の条件は今勤めているところと似たり寄ったりです。

何より、現在の所長のデザインがとても好きなので、辞めたくはありません。

…というよりも、給料面や待遇についてはたいきの勤め先が超ホワイトなだけで、私の方がスタンダードだと思っています。

そんな感じで仕事の転職や働き方などで喧嘩してしまいます。

たいきは私が「一級建築士」の夢を否定しているわけではありません。

むしろ、「頑張れば絶対叶うよ!」と後押ししてくれるひとです。

仕事で喧嘩になるのも、たいきが私をみて「使いつぶされている」と感じ、心配してくれて転職を勧めてくるのもわかっています。

とはいえ、一級建築士を目指すなら避けては通れぬ道なので、「絶対にやめない」と伝えているのに理解してくれません。

また、たいきが私の仕事の転職についていってくるのは育児にも関係しています。

現在子どもはいませんが、将来的にはほしいと思っています。

妊娠して育児を行うとなった場合に、現在の仕事量だと難しいと考えているのです。

私も子どもが好きなので妊娠や育児に関してはもちろん前向きには考えています。

ただ、今のタイミングじゃないということは思っていて…。

たいきは家庭環境が複雑なので家族に対して大きな理想があり、幸せな家庭を作りたいと強く願っているのはわかっているのですが…。

最初のうちはお互い冷静に話せていたのですが、結局どちらも意見を譲れずなので、言い争いになって喧嘩をしてしまいます。

喧嘩の後、次の日には仲直りできるので、いつも険悪な仲というわけではないのですが、話がここまで平行線だとちょっとどうなんだろうと思ってきてしまいました。

たいきのことを嫌いになったわけではありません。

頑固で真面目過ぎ、今回みたいに世間知らずというか、もの知らずなところはあるけれど、私のことを大切にしてくれていることはよくわかっています。

ただ、たいきがいっていることだからといって、自分の夢を事実上あきらめるようなことはしたくありません。

このまま、たいきが私の意見を受け入れてくれないのなら、離婚も考えています。

それに、たいきにとってもこのまま私といるんじゃなくて、彼の理想をかなえてくれる女性を見つけてくれた方が良いのではと感じています。

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意見の食い違いが起こったときにまったく折り合わず離婚に発展してしまう

竈門炭治郎のような性格の男性は真面目すぎたり、理想が高く頑固で意外に短気であったりという短所があります。

しかし、言い換えれば生真面目で理想化で、一度決めたことならやり通すという強い意思を持っています。

それに付け加えて、優しさがあり家族を何よりも大切にするという欠点を補ってもあまりあるほどの長所を持っているようにみえます。

女性が離婚なんて考えられないくらいの性格の良い持ち主だと感じる方も少なくないでしょう。

とはいえ、今回のかなえさんのように仕事に対する考えの違いによって、どんなに性格が良くても離婚のトラブルになってしまう可能性があります。

離婚に発展するケースとして今回のかなえさんのように意見の食い違いが起こったときが考えられます。

意見の食い違いが起きたとしても、最終的に夫婦の一方が相手の意見を尊重して譲ることのできるものだったり、またはお互いが妥協できるようなものだったりする場合には問題ありません。

しかし、ひとには「ここだけは絶対に譲れない」というものがあります。

特に今回のかなえさんの場合、幼いころから夢であり、ご自身の仕事のキャリアに関わることですから意見を譲りたくない気持ちがあって当然です。

とはいえ、かなえさんはたいきさんの性格や人間性に関して不満を持っているわけではないので、離婚を意識しているとはいっても、実際に決断ができるかというと、心情的にかなり難しい選択なのではないかと思います。

かなえさんがたいきさんの希望に対して妥協できる点、できない点を洗い出してみましょう。

明確に妥協できる点、できない点をたいきさんに伝えて話し合いをすれば、たいきさんが理解を示し、離婚を回避できるかもしれません。

離婚を回避するために話し合いを重ねても、「たいきさんが妥協してくれないのなら、最終的に離婚することも視野にいれている」ということを伝えてみるのも良いと思います。

ただし離婚を視野に入れていることをたいきさんに伝える際、喧嘩腰になって感情的にいうことは避けてください。

感情的に伝えてしまうと、「実際は離婚する気がないのに、妥協してほしいからといって離婚を持ち出している」と相手に思われてしまうかもしれませんので、冷静に考えた結果であることを示せるように話した方が良いです。

また、話し合いの結果最終的に離婚に至った場合には、財産分与はきちんとしておきましょう。

たいきさんの性格上、財産分与の話し合いで「収入は自分が上なのだから、多くもらう」といったようなことをいう方ではないとは思います。

とはいえ、お金の問題は時に人を変えることもあるので、夫婦で納得するまで話し合って財産分与をしましょう。

更にいえば、離婚を決めた場合には、念のためその時点で妊娠しているかどうかについても確認した方が良いと思います。

というのも、婚姻期間中、または離婚後300日以内に出産した場合、その子どもは法律上たいきさんとのあいだの子どもになるからです。

なお、今回のかなえさんのケースとは関係ありませんが、離婚後300日以内に出産した子どもの父親が、実際は元夫の子どもでなくても、

手続きをしない限り法律上の父親は元夫になります。

妊娠が発覚しても、なお離婚の意思が変わらないのであれば養育費などの取り決めをする必要があります。

離婚する際、夫婦のあいだに子どもがいると、いない場合に比べて取り決めることが増えます。

離婚を決断したときには、心当たりがなかったとしても念のため妊娠しているかどうかを確認してみてください。

まとめ

今回は、竈門炭治郎のような性格を持つ夫と離婚を考えている女性の相談事例と見解について解説していきました。

炭治郎のような夫を持てば、幸せな家庭を作れそうですが、今回のようにひとの根幹部分にある意見の食い違いがあると、どんなに相手に

愛情を持っていたとしても離婚になるケースもあります。

仮に愛情を優先して夢を諦めるとなった場合、自分自身が納得していないと禍根を残してしまい、結果として夫婦関係がうまくいかないこともあります。

愛情を持っている相手との離婚を決断するのは非常に苦しい選択になりますが、後で振り返ったときに、「あの時の自分の選択は間違っていなかった」と思えるようにご自身が納得するまで考えて決断をくだしましょう。

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