【夫婦生活は不満だらけ!】夫が嫌いになったら即離婚すべき?感情にまかせて離婚すると後悔するケースも…

結婚するまでに長い交際期間があっても、「相手と一緒に生活していけるのか」と同棲期間を設けて試したとしても、離婚する確率をゼロにすることはできません。

夫婦生活を送る中で子どもができたり、どちらかが転職したり、病気になったりなど何かしらの要因で生活スタイルを変えなければいけなくなり、不満が溜まることもあるでしょう。

今回は夫婦生活を送る中で夫を嫌いになった場合、即離婚すべきなのかなどについて考えていきたいと思います。

妻が夫を嫌いになる原因とは?想定される4つのケース

「お互いのことを理解し、良いところも悪いところもひっくるめて共に生きていきたい」と思い結婚し、夫婦になる方がほとんどだと思います。

「嫌いだけど経済力があるから結婚する」、「正直不満だけど今更別れて他のひとと恋愛するのは面倒だから結婚しておく」など、すでに結婚前から不満を持っている方も一定数いるにはいるかと思いますが、やはり少数派でしょう。

一緒に生活をしていくうちに、相手に大きな不満を持ち、結果嫌いになるケースが多いと思います。

夫を嫌いになるケースとして主に次の4つが考えられるのではないでしょうか。

 

①子どもが生まれたのに生活スタイルを変えない

②共働きになったのに家事に協力しない

③妻の話を聞こうとせずコミュニケーションをとろうとする態度を見せない

④環境の変化によって性格が変わった

それぞれ確認していきましょう。

①子どもが生まれたのに生活スタイルを変えない

妻が夫を嫌いになるケースとして、子どもが生まれたのに、生活スタイルを変えないことが考えられます

夫婦のあいだに子どもが生まれた場合、当然ですが生活の中心は子どもになります。

育児は想像以上に大変です。

特に生まれてまもないとき、妻は身体的な妊娠のダメージを抱えながら授乳を数時間ごとにしなくてはいけなかったり、夜泣きに対応しなければならなくなったりと夫の協力は必須といっても良いでしょう。

にもかかわらず、父親になった自覚が薄く、頻繁に飲みに行ったり、週末家族を置いて出かけたりなどの行為をされた場合、夫が嫌いになるのも無理はありません。

また妻の了承を得ず、「赤ちゃんのお披露目」と称して自宅に招くことも、家庭の状況を顧みない迷惑な行動といって良いでしょう。

②共働きになったのに家事に協力しない

妻が夫を嫌いになるケースとして共働きになったのに、家事に協力しないことが挙げられます。

結婚後に女性が妊娠や出産などさまざまな理由で退職したり、休職したりすることは珍しいことではありません。

仕事に復帰するまでのあいだ妻が家事を一手に引き受けていると復帰後も家事すべてを妻が負担する可能性が高くなります。

家事負担が大きいことを伝え、家事分担の比率を相談でき、かつ実際に家事をしてくれる夫であれば、嫌いになりようもありません。

しかし、家事が面倒だと感じ話し合いに応じない夫や、返事だけは立派で実際は行動してくれない夫の場合嫌いになっても仕方がないといえます。

③妻の話を聞こうとせずコミュニケーションをとろうとする態度を見せない

妻が夫を嫌いになるケースとして忙しさなどを理由にし、妻とのコミュニケーションを面倒くさがることが考えられます。

夫婦関係を良好に保つために必要なものとして、コミュニケーションが挙げられます。

夫婦それぞれが話し手に回ったり、聞き手に回ったりしてコミュニケーションをコンスタントに取らないと、次第に夫婦のあいだで認識に差異が生まれ、不満が生まれてしまうことがあります。

「話をしていなくても長年一緒にいれば妻のことなら大体わかる」などと甘えて積極的にコミュニケーションを行わない夫は、妻に嫌われたり、諦められたりされてしまう可能性が高いです。

④環境の変化によって性格が変わった

妻が夫を嫌いになるケースとして環境の変化などによって夫の性格が変わってしまったときが挙げられます。

ひとの本質的な性格はなかなか変わるものではないと思われがちです。

しかし対人関係で問題があり、落ち込みやすい性格になったり、攻撃的な性格になったりということは十分考えられます。

妻が夫のとりまく状況を理解できているときには、性格が多少変わったとしても一定期間なら嫌いになることはないと思います。

しかし性格がよくない方向に変わった期間が長くなるにつれ事情を知っていたとしても嫌いになってしまう可能性があります。

夫が嫌いならすぐに離婚すべき?離婚するかどうかの基準はあるのか

日本は、夫婦双方の合意があれば、役所に離婚届を提出することで離婚が成立します。

夫婦で大ゲンカして衝動的に離婚届を出した場合も、夫婦の話し合いのうえ条件を決めて離婚した場合でも、提出する離婚届に不備が無ければ受理されます

夫への嫌悪感が強いとつい離婚したくなるかと思いますが、何も取り決めをせず衝動的に離婚するのだけは避けましょう。

離婚することは大きな決断なので、冷静に物事を判断できないような心情で決定すると、十中八九後悔します。

そのため、夫が嫌いで離婚したいと思ったとしても、衝動的に離婚届を提出するなどは避けましょう。

また、夫が嫌いだという理由で離婚するかどうか悩んでいる場合、離婚を決断する具体的な基準は状況や性格などによって異なりますが、心情的に以下に当てはまった場合には、離婚を決断しても良いかもしれません。

  • 夫と一緒に暮らすことが耐えがたく夫の言動すべてに嫌悪感がわく
  • 妻が問題点を指摘し改善を求めても夫がまったく改善する態度をみせないとき
  • 夫婦間でのコミュニケーションがほとんどない

上記に当てはまり、離婚を決断したときには離婚後の生活を見据え準備した方が良いでしょう。

離婚後の後悔を少なくするためのすすめ

夫が嫌いで離婚して後悔することはあるのか?

夫が嫌いなことを理由に勢いのまま離婚届を提出すると後悔する可能性が高いです。

後悔するケースとしては、次のようなものが考えられます。

  • 感情のまま離婚した
  • 取り決めをせずに離婚した
  • 離婚後の生活の準備をせずに離婚した

それぞれ考えていきましょう。

感情のまま離婚した

「嫌い」には種類があります。

理屈や感情に関係なく拒否してしまうような「生理的嫌悪」や、ベースに愛情や期待があったからこそ感じる嫌悪感、愛情と執着がまざって感じる嫌悪感などがあります。

そのため、自分が夫に対して覚える「嫌い」という感情が、離婚に至るほどのものなのかを冷静になって考える必要があります。

感情のまま離婚し、その後冷静になったときに「やっぱり○○しておけばよかった」、「相手に○○と伝えれば良かった」と思ったとしても後の祭りです。

離婚は、「よくよく考えたら夫にも良いところがあったし、私にも悪いところがあったのでやっぱり離婚を取り消したい」と思っても成立してしまったら取り消せません。

そのため、本当に夫と離婚したいのか冷静になって考えてみてください。

取り決めをせずに離婚した

夫が嫌いなことを理由として離婚したときに後悔するケースとして条件の取り決めをせずに離婚することです。

特に、非親権者が支払う子どもの養育費、夫婦の共有財産を分配する財産分与などはきちんと取り決めておかないと、「あの時お金もらってたら、こんなに苦労しないのに!」と後悔する可能性が高くなります

条件を取り決めず離婚すると、後の自分の首を絞めることに繋がりかねません。

そのため最低限養育費と財産分与の取り決めはしておいたほうが良いでしょう。

離婚後の生活の準備をせずに離婚した

夫が嫌いで離婚した場合に後悔するケースとして、離婚後の生活を送るための準備をしていなかったときが挙げられます。

例えば離婚後に1人で生活していく、または子どもと暮らしていくためには仕事をしなければなりません。

専業主婦である場合には就職活動をする必要があります。

また子どもがいるときには役所など公的機関に相談しながら保育園などを見つけておかなければならないこともあります。

離婚後の生活を見据え、離婚前から準備しないと「嫌いな夫だったけど、稼いできてはくれたから離婚しなければよかった」と後悔することがあります。

離婚で後悔しないために!後悔するパターンを知って冷静に考えよう!

まとめ

今回は夫が嫌いなことを理由に離婚をすべきなのか、また離婚を後悔するケースなどについて解説していきました。

夫が嫌いなことを理由に離婚を決断したときは、夫から了承を得るとともに、後悔しないため、養育費や財産分与などは必ず取り決めておくべきです。

話し合いなどがうまくいかない場合には、弁護士に相談することも検討してみてください。

弁護士に相談したい方はこちら

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