離婚後の一人暮らしでつまずかないで!快適に暮らすためのガイド

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離婚後に一人暮らしをする場合、しっかりとした準備が必要です。とくに経済的にゆとりを持てるかどうかが、安定した生活を送るためのポイントです。

どんなことに気をつければ離婚後の一人暮らしを良いものにできるのか……。この困り事への対応策についてよく知るAnnalieseさんから、さまざまなことを教えていただき、

  • 【男性】離婚後の一人暮らしのために必要な準備
  • 【女性】離婚後の一人暮らしのために必要な準備
  • 離婚後の一人暮らしにおすすめの引っ越し先
  • 一人暮らしをするためにかかる費用
  • 離婚後に一人暮らしをする際のメリット

をお伝えします。離婚後の一人暮らしに関する不安を抱いている人は、当記事を解消のために役立ててくださいね。

【男性】離婚後の一人暮らしのために必要な準備


男性が離婚によって一人暮らしをする場合、金銭面や家事の面で負担が大きくなりがち。どんな準備をしておけば良いのか、さっそく見ていきましょう。

元妻への支払い・毎月の生活費

離婚となると財産分与や養育費、慰謝料など、出費がかさんでしまいます。「離婚したから一人分の生活費だけあれば十分!」と考えていると、想定外の出費に頭を抱えることになるので注意が必要です。

離婚にあたってどれくらいの費用が必要で、離婚後に差し引かれる養育費や慰謝料はいくらになるのかなどを明確にしておきましょう。

家事や家計のやりくりに慣れておく

もし結婚しているときに家事や家計などを妻に任せていた場合、離婚後はそれらを一人でしないといけなくなります。家事や家計の管理を苦手とする男性は少なくありません。

仕事から帰ってきても夕飯が用意されていることはなく、着るものも自分で洗わなければならないことにストレスを感じる人もいます。また、毎月のお金の管理ができていないと、いざというときに困ってしまうので気をつけなければなりません。

パートナーがいなくても安定した生活を送れるよう、早いうちから家事や家計のやりくりに取り組んでおくことが重要です。

【女性】離婚後の一人暮らしのために必要な準備


女性が離婚後に一人暮らしをする場合には、金銭面の準備は余念がないようにしてください。以下に、経済的に困ってしまわないための準備をまとめました。

引っ越し代・毎月の生活費

もし離婚後にあなたが家を出る場合、引っ越し費用や家賃などを確保しておかなければなりません。財産分与で家具などを折半できたとしても、足りないものもあるはず。そういった必要不可欠な家具や家電を揃える費用も準備しておく必要があります。

一人暮らしをするために引っ越すための費用については、のちほど詳しくお伝えします。

仕事先を見つける

あなたが専業主婦の場合、毎月の収入を確保する必要があります。結婚しているときは夫の収入で暮らせたものの、離婚後には多くの場合、一人で生計を立てないといけません。養育費や慰謝料をもらえたとしても、大抵の場合、それだけで暮らしていくことはできないと考えてください。

そのため、一人でも生きていけるように仕事を見つけておきましょう。


離婚後の一人暮らしにおすすめの引っ越し先


いざ一人暮らしをしようとすると、物件の多さに圧倒されてどんな家を選べばいいのかわからなくなってしまいがち。そこで、離婚後に一人暮らしをする際の引っ越し先の選び方について、わかりやすくまとめました。

敷金・礼金不要の物件

離婚後の一人暮らしでは、なにかと支払いが多くなって経済的に困ってしまいがち。そのため、お手頃な家賃で敷金礼金がない物件を見つけてみましょう。そうすることで、初期費用を抑えて引っ越しができます

ただし、無職の場合は家を借りることが難しくなるので、保証人になってくれる人を探しておきましょう。

フリーレントの物件

フリーレントの物件とは、新しい家に住みはじめてからの一定期間について、家賃が不要になる物件のこと。入居後1ヶ月~3ヶ月程度の家賃が発生しないフリーレント物件が多いです。

引っ越し費用や新しい家具を揃えなければいけない時期に家賃が不要になると、とても助かります。そのため、経済面での不安が大きい人にはフリーレントの物件がおすすめです。

ただし、フリーレントの物件は契約期間が定められているケースがほとんどです。その期間内に解約すると違約金が発生してしまうので注意してください。不測の事態で契約期間中の解約を余儀なくされることもあるので、フリーレントの物件を借りる前にはしっかりと契約書を確認しておきましょう。

公営住宅

公営住宅とは、都道府県や市が管理している住宅で、家賃が安く済むことが最大のメリット。ひとり親世帯をできるだけ優先して入居させてくれるので、離婚後も比較的安心して住みやすいです。公営のため住宅の管理がしっかりとされていて、耐震構造などの面でも安心できるといった魅力もあります。

その一方で、エレベーターがない住宅が多く、上の階に住むと階段の昇り降りが大変といったデメリットもあります。また、シングルマザーや老人が多く、自治会や子供会がしっかりと運営されないことも。所得が上がるにつれて家賃も上がるので、経済的に安定した際に新しい住居に移る人も少なくありません。

一人暮らしをするためにかかる費用

新しい家を決める際に、50万円ほどの支払いが発生することは珍しくありません。

首都圏の場合、一人暮らしをする際の初期費用は家賃の4.5ヶ月~5ヶ月といわれています。一人暮らしをするときに発生する初期費用は基本的に以下の4つ。しっかりと押さえておきましょう。

敷金・礼金

物件によっては敷金礼金などが不要のところもありますが、基本的には払わないといけません。目安として、敷金・礼金は家賃の約1~2ヶ月分となります。

敷金は家を出るときに壊れたところなどを直すために充てられ、差額が戻ってきますが、礼金は大家さんにお礼として払うお金なので返ってこないことを覚えておきましょう。

前家賃

前家賃とは、住みはじめる際の最初の1ヶ月分の家賃のことです。12月から住みはじめる場合には、事前に12月の家賃を支払わなければなりません。月途中での新しい家に引っ越す場合には、日割り計算をした金額を払うことになります。

仲介手数料

不動産屋によっては、手数料を払わないといけないこともあります。仲介手数料の原則は、家賃の0.5月分。ただし、不動産屋によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

火災保険

火災保険とは、火災や水漏れなどに対する保険のこと。一人暮らしの場合には、約1~2万円が発生します。基本的に不動産屋に紹介された火災保険に入る人が多いのですが、自分の好きな保険会社を選ぶ人もいます。

離婚後に一人暮らしをすることの魅力


結婚生活を経験したからこそ、一人暮らしの良さを実感できることがあります。どんなメリットがあるのか、紹介します。

自由を満喫できる

結婚しているときは自由な時間が少なかったり、使えるお金も限られていたりすることがあるでしょう。しかし、一人暮らしをはじめると、自由を味わえるので、仕事や趣味に没頭できます。精神的にも時間的にも解放されて、ストレスフリーな毎日を送れるのは大きな魅力です。

家事の負担が減る

女性が離婚をして一人暮らしをはじめると、掃除や洗濯などの家事の負担が半分以下になります。結婚しているときに、家族の分もすべて洗濯をしていたり、毎日掃除をしていたりすると、それだけ負担に感じることがあるでしょう。しかし一人暮らしとなると、それらの負担が減り、自分の好きなペースで家事を進められます。
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まとめ

離婚後の一人暮らしでは、経済面での準備が必要不可欠です。あらかじめ、どれくらいの引っ越し費用や生活費を用意すべきなのかを把握することからはじめましょう。

また、新しい家の選び方もとても大切です。毎月発生する家賃や、引っ越し後の安定しないなかでの出費などをふまえて、余裕のある物件選びをするようにしてください。

準備を万全にしたうえでの離婚で心身ともに身軽になり、楽しい新生活を送ってくださいね。

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