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あなたは、離婚することを迷っていませんか?離婚してしまうと後戻りできなかったり、今後のことに不安を感じたりという理由で迷う人が多いのですが、そんなときの対処法を知っていればうまく決断できるかもしれません。そこで今回は、人間の心理に精通している桔梗さんに、離婚を迷うことについて教えていただきました。
具体的には、
- 離婚したほうがいい夫婦の特徴
- 離婚に踏み切らず、関係を修復したほうがいい夫婦の特徴
- 離婚を迷う理由
- 離婚を迷っているときの対処法
- 迷ったまま離婚してしまったときのデメリット
を紹介していきます。離婚に迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
離婚したほうがいい夫婦の特徴
離婚に対して、良くないイメージを持つ人が多いのですが、中には離婚したほうがいい夫婦もいます。お互いの今後の人生をしっかり考え、より良い将来を迎えるためにも、別れたほうがいい夫婦の特徴を把握しておきましょう。
子どもがいないかすでに成人して自立している子どもを持つ夫婦
子どもがいない場合は、養育費の取り決めなどで揉める要素もありません。今後の長い人生を考えると、お互いに冷めきっている仲なら、早めに離婚してしまったほうが良いでしょう。
ひと昔前なら、夫婦の仲が冷めていても、我慢して一生を添い遂げる夫婦も多くいましたが、近年では熟年離婚も多くなっています。すでに子どもが成人して自立している熟年の夫婦で、とくにプラスの財産が多い場合は、我慢してストレスを溜め込むよりも、離婚したほうが良いと言えます。
夫が失業していて働かない・暴力を振るってくる
病気などの理由があるなら仕方ありませんが、もし健康なのに働こうとしないなら、この先も仕事に就く可能性は低いため、離婚したほうが良いでしょう。また、暴力を振るってくるなど、自分や子どもに被害が及ぶ場合は、早い決断が必要になります。市の相談窓口や弁護士への無料相談などを利用して、離婚に踏み切りましょう。
離婚に踏み切らず、関係を修復したほうがいい夫婦の特徴
離婚したいという思いは、急激に高まることがあります。夫婦関係が悪化したときや、トラブルに直面したときには、その状況から逃れたいという思いが募って、勢いで離婚する夫婦もいます。ですが、あとで離婚したことを悔む人もいるので、関係を修復したほうがいい夫婦の特徴について、確認しておきましょう。
落ち着いて話し合いができて、本音を伝え合える夫婦
長い結婚生活の中では、多くの夫婦が1度や2度は離婚の2文字が頭をよぎるものです。お互いに相性が良くて結婚したとしても、思いもよらないトラブルなどが起きたときは、心に余裕がなくなり、衝突してしまうこともあるでしょう。しかし、冷静に落ち着いて話し合いができる夫婦なら、一緒に乗り越えられるはずですよ。
相手を愛していて思いやりもあり、歩み寄れる夫婦
お互いに愛情が冷めきっていない限り、関係を修復できる可能性は高いと言えます。お互いが相手のことを尊重して、いたらなかった点を自覚し、直す努力を夫婦の両方ができるのであれば、離婚をしないほうが良いでしょう。
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離婚を迷う理由
離婚を迷う人は、どのような理由で迷っているのでしょうか?多くの人が離婚を迷ってしまう理由を知ると、共感できる部分があったり、今まで考えもしなかったことに気づいたりする可能性があります。そこで、離婚を迷う理由について、見てみましょう。
子どもがいる
夫に暴力を振るわれるとか、ギャンブルなどで多額の借金を抱えたなどの緊急性が伴わない性格の不一致などが理由の場合は、子どもを理由に離婚を迷う傾向があります。とくに子どもがまだ幼くて、子どもが父親のことを大好きだったりすると、子どもから父親を取り上げてしまうことの罪悪感があり、迷ってしまうのです。
金銭面での問題
とくに女性は、専業主婦やパート勤めをしている場合、経済力がありません。子どもがいるととくに、離婚したあと自分だけの収入で暮していけるのかと不安になるため、離婚を迷う人が多いのです。
また、男性の場合は、妻からの慰謝料請求などを考えて迷う場合があります。たとえ妻への愛情が冷めていても、不貞行為をしていたなら、慰謝料の請求を恐れて離婚しない人もいるのです。
責任を取るのが怖い
最終的に離婚を迷う多くの理由は、自分が責任を取るのが怖いという心理が働いているだけということがあります。離婚を決意したことにより、子どもが寂しい思いをするとか、周囲から偏見の目で見られる、貧乏になってしまうといったさまざまなデメリットが想定されます。
それらはすべて、自分が離婚を選んだ結果の自己責任となるので、そのことを思うと、「今のままでいたほうが楽かもしれない……」と迷うのです。
離婚を迷っているときの対処法
離婚を迷っていると、毎日をもやもやとした気持ちで過ごさなければならず、気分が晴れないと感じる人は少なくありません。そういった思いとは裏腹に、考えれば考えるほど決断ができなくなることもあるので、離婚を迷っているときにはどんな行動をすべきかについて、あらかじめ把握しておきましょう。
離婚したい理由や迷っていることを紙に書き出す
離婚を迷っている場合にはまず、気持ちの整理をすることが大切です。そのためにも、なぜ離婚をしたいと思うのかや、どうして迷っているのかをすべて紙に書き出してみましょう。紙に書き出してみることで、落ち着いて客観視することができます。
一時の気の迷いなのか、それとも、本気でもう離婚の選択肢しかないのかをよく考えてみましょう。
離婚後の生活をシミュレーションしてみる
離婚しようか迷う場合には、その後の生活を具体的に想像してみることで、離婚に対する考え方が固まることがあります。できる限り具体的にシミュレーションをしてみて、自分が笑顔でいられそうだと思ったなら離婚の選択は正解ですし、逆に苦しい未来しか見えないなら、相手との関係の修復を考えたほうが良いかもしれません。
冷静に話を聞いてくれそうな親や友人に相談してみる
人に話してみることで、「今必要なのは離婚ではなく、夫婦で話し合うことなのかも……」などと、本当に行動すべき点に気づけることもあるものです。もし話す人が誰もいないという人は、カウンセリングなどを利用してみても良いですよ。
迷ったまま離婚してしまったときのデメリット
離婚についての考えがまとまらず、迷ったまま決断することはおすすめしません。なぜなら、大きなデメリットがあるからです。今後の人生を暗いものにしてしまわないよう、迷ったまま離婚することのデメリットについて把握しておきましょう。
後悔の念に駆られ続ける
よくあるデメリットとして一番多いのは、離婚後にずっと後悔が続くということです。夫婦で納得いくまで話し合い、自分の気持ちを隠さず相手に伝えて、納得した上での離婚なら良いのですが、そうでない場合は高確率で後悔に苦しむことになります。
たとえば、「離婚を決断する前にできたことがあったかもしれない」とか、「もっとよく話し合っていれば離婚せずに済んだかも……」と自分の気持ちがずっと過去に置き去りとなり、後悔して先に進めなくなってしまうのです。
迷いが生じているときには、心のどこかに離婚したくない気持ちがあるということの表れなので、離婚しないほうが良いでしょう。
まとめ
離婚を迷う気持ちは、誰にでも生じることがあります。今後の人生を大きく左右する離婚ですから、迷うのは当然とも言えるでしょう。
そんなときには、離婚したほうがいい夫婦の特徴や、関係の修復に努めたほうがいい夫婦の特徴のどちらに当てはまるかを判断材料のひとつにすると良いでしょう。また、多くの人が離婚を迷う理由を知っておくと、考えを整理するために役立ったり、発見があったりするかもしれません。
迷ったまま離婚をして、後悔の念に駆られ続けることがないよう、今回お伝えした離婚を迷っているときの対処法を試してみてくださいね。
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