【ドケチな夫!】過度な節約を妻に押し付ける夫と離婚したい

日常生活のコストをできる限り抑えた節約生活することは、決して悪いことではなく、むしろ「マイホームを購入したい」などの目標があったり、月々の収入を考慮して慎ましく暮らしたりすることはいいことともいえます。

とはいえ、必要な日用品の購入するための支出を出し惜しんだり、娯楽費やメイクや美容室などのコストをまったく考えなかったりすると、夫婦仲が悪くなり、最悪の場合離婚のトラブルに発展する可能性があります。

今回は妻をうんざりさせる可能性のあるドケチな行動や、1組の夫婦の相談事例を紹介していきたいと思います。

【節約?それともケチ?】妻がうんざりする夫のドケチな言動5パターンを紹介

ケチとは、自分の金品を出し惜しむことをいいます。

対して節約は、生活の無駄を省いて切り詰めることを指します。

ケチなひとは、お金をだすことがいやなので、生活に必要であるコストも無駄だと考えてしまう傾向にあります。

妻が思わずうんざりしてしまうような夫のドケチ行動を5パターン紹介したいと思います。

消耗品の購入をいやがる

妻がうんざりする夫のドケチ行動として、スポンジやシャンプー、歯ブラシ、おむつやミルクなどの消耗品の購入をいやがることが挙げられます。

また乳児や幼児は成長が早いので洋服などのベビーグッズを大人に比べ頻繁に買い替えることもあるかと思いますが、それも「無駄」と感じ購入を渋るところもまた、妻がうんざりする言動にあたる可能性が高いです。

子どもの教育費を出し惜しむ

妻がうんざりするドケチ行動として、子どもの教育費を理由もなく出し惜しみするところが考えられます。

教育費は子どもの興味を持ったものなどによって大きく異なります。

状況によっては収入の問題でなかなか捻出できないケースもあります。

そのような場合にはケチとは呼びません。

問題は、子どもの教育費を十分捻出できる収入があるにも関わらず、理由もなくただ「費用が高いからいや」と考えるパターンです。

夫婦で話し合ったり、子どもとよく話したりした結果、塾や他の習い事をしないのであればいいですが、支出が多くなるのをいやがって、端から出す気がない夫をみると妻がうんざりする可能性が高いでしょう。

スキンケアや化粧品などの美容代を必要経費としない

夫のドケチ行動によって妻をうんざりさせる言動には、化粧品などの美容代を必要経費としないことが挙げられます。

美容代というと、男性のなかには「無駄」と考えるひともいらっしゃるかもしれません。

しかし美容代といっても決して無駄なものはなく、化粧水や乳液などの基礎化粧品、アイブローやアイシャドウ、アイライナーやファンデーションなどは最低限必要なものといっても過言ではありません。

自分に必要ないからといって、女性に最低限かかるコストを「無駄」というのは、妻にとってかなり嫌気が差す言動といって良いでしょう。

化粧品などのコストをまるっきり考えないのに、夫から「結婚してからきれいじゃなくなった」などといわれた日には、「何もケアしないのに『きれい』を保てるわけねーだろ!」といい返したくなってしまうことでしょう。

食費を過度に削ろうとする

夫のドケチにうんざりするものとして、食費を過度に削ろうとすることがあります。

2023年以降、さまざまな要因で物価高が続いており、食品も卵や乳製品をはじめ高騰しています。

そんな中で、いろいろやりくりしているのに、「食費をもっと削れ」といわれたら最悪ですよね。

食費を削れといってくるにも関わらず、「食卓が寂しい」や「レパートリー増やしてよ」なんていわれたら腹立たしいことこの上なしです。

「そんなに削りたいならお前が買い物しろ」といいたくなっても仕方ないと思います。

妻や子どもには節約を強要して自分は節約しない

夫のドケチな言動で最も許せないものとして妻や子どもには節約を強要するのに、当の夫本人は節約しないことが挙げられます。

ケチなひとの中には、家族には節約を強いる一方で、自分に関しては財布のひもがゆるゆるなんてひとも一定数います。

ドケチを自分にも家族にも発揮するのであれば、100歩譲って「仕方ない」と思えそうなものですが、「みんな節約しろ、ただし俺を除く」みたいな行動をされたら、うんざりを通り越して最早離婚を考えても無理はありませんよね。

離婚の原因は性格の不一致?弁護士が解説する有責行為の種類と影響

【弁護士の見解付き】「ケチ」は法的な離婚事由になる?ドケチな夫と離婚したい!

節約生活は、夫婦一方の独断で始めるものではなく、夫婦で話し合ってきちんと納得したうえで行うべきです。

今回は夫のドケチ具合に一緒に生活するのが無理だと感じ、離婚を考えている女性の相談事例と弁護士の見解を紹介していきたいと思います。

 

相談者:夏海 33歳

夫:冬也 35歳

 

夫の冬也とは、2年前に参加した婚活パーティがきっかけで結婚しました。

収入良し、頭良し、身長も高いし、優しいし、かといって気取ったところもなく、顔もかっこいいし、絶対モテるのに、よく私を選んでくれたなと思うほどのひとでした。

「彼女が7年くらいいない」といっていたので正直何かしら性格に難があるとか、若干やばい癖があるのかと思っていたのですが付き合っている期間中、全然そんなところもなかったので、本当にいいひとと巡り合えてよかったと、男運よくてよかった!なんてことを思っていました。

しかも、下世話な話貯金も8桁くらいあったので、「お金の管理もできるなんて、完璧すぎる。これが世にいうスパダリか」と思っていました。

が、今は浮かれポンチになりすぎて、よくよく考えればわかる違和感を見逃していた過去の自分をぶん殴りたい気分です。

結婚して1年半経ちますが、このまま一生一緒に生活するのは難しいと感じ、離婚を考えています。

離婚を考えている理由、それは…彼が超ド級のケチだからです。

ケチを理由に離婚を考えるなんて、我慢が足りないとか、それくらい許容できないのに何で結婚したのっていわれるかもしれませんが、無理です。

まず消耗品に関してのケチ度合いです。

トイレットペーパーは1回につき20センチ以上使ってはならず、水道代節約のためウォシュレットは禁止です。

また、トイレの便座ですが、常に温まった状態だと電気代がかかるということでスイッチはオフがルールです。

更にいえば、自宅でトイレをするとお金がかかるのでできるだけ会社や駅などで用を足すことが決められています。

自宅なのにゆっくり用を足せないなんておかしいというのですが、「僕は30年以上これで生きてきた」といってこちらの言い分を聞き入れてくれません。

次に、お風呂です。

私はお風呂が好きでできることなら毎日湯船につかりたいです。

しかし我が家では、湯船につかるのは水道代とガス代がかかるということで毎月26日しかお湯を張ることができません。

26日の理由は、語呂合わせで26(ふろ)の日だからだそうです。

ちなみに2月だけは、2月6日もふろなので、月に2度入ることができます。

お風呂やトイレだけでなく、食事も問題です。

我が家の食費は月々約25000円です。

私が買い物をすると高くなるという理由から、冬也が買い物をします。

彼は常に近所のスーパーの特売品などをチェックし、週末に1週間分の食材を買い込みます。

私たちは都内に住んでいるのですが、野菜が割高という理由から、自転車で川を超え、わざわざ千葉までいって野菜を購入します。

どうせ買うなら車をタイムチャージで借りるか、電車で行けばいいといっているのですが、「運動と買い物を両方できるから」と天気が悪くない限り、登山でもするのかというでっかいリュックを持って20キロは離れている道の駅に自転車で行きます。

食事は安さを重視したものが多く、肉はほぼ鶏肉です。

かなり安く売られている内臓系とか胸肉を購入し、土日に夫が作りだめをします。

平日の食事の準備が簡単になるのでありがたく思っている部分もあるのですが、たまには豚肉や牛肉だって食べたいし、ジャンクなものを食べたいです。

しかし、冬也ルールではそれが許されていません。

食事なんて冬也に内緒で好きなものを食べればいいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、半月に1回クレジットやレシートチェック、またカードなどのポイントを使っていないかのチェックがあり、冬也が知らない出費があると、税務署に脱税を疑われた並みの尋問が行われます。

仕事柄、化粧品や洋服などに関しては多少融通されるのですが、それでもできるだけ安く購入しようと比較検討したか、使い切ってから購入しようとしたのかなど厳しくチェックされます。

髪ゴムを忘れて購入したことすらも問い詰められるのに、うっかりコンビニでお菓子やご飯を買ったり、スマホゲームに課金をした日には激しい質問責めが飛んでくることは想像に難くありません。

夫婦共働きで収入もそれなりにあるのに、多少の無駄遣いも許されない生活は息苦しすぎます。

マイホームを購入するまで節約するとか、未来のことを考えて○○万円を貯金するまでは節約するとか期間限定のケチケチ生活ならまだ我慢できるかもしれません。

でも冬也のケチは筋金入りで、目標というよりもすでに無駄を省くことがライフワークと化しているようにみえます。

こんな節約を超えたケチ生活をしているのに私の両親と食事にいくときは他人の金だからなのか、一番高いものを食べるとか、意地汚いところも垣間みえ、なんかスーッと今まで感じていた愛情が引いていきました。

周囲に相談しても、多少無理してでも我慢すべきといわれますが私は無理です。

すごいくだらない話に思えるかもしれませんが、死ぬまで一生一緒に居続けたくありません。

現在離婚を考えているのですが、ケチを理由に離婚できるでしょうか。

また、離婚する場合お金にかなり執着しているので、財産分与をきちんとしてくれるか不安です。どうすればよいでしょうか。

弁護士の見解

今回の相談者である夏海さんは、夫の冬也さんのケチを理由に離婚を考えていらっしゃいます。

配偶者が「ケチ」であることを理由に離婚したい場合、状況によっては法的な離婚事由になる可能性があります。

法的な離婚事由になる判断基準として、配偶者のケチによって、夫婦生活が破綻し、修復できないほど関係が壊れているかどうかがあります。

例えば、次のようなときにはケチが法的な離婚事由として認められる可能性が高いです。

【ケチが法的な離婚事由になるケース】

  • 生活するに十分な金銭を渡さず、配偶者や子どもの生活が困窮してしまう
  • 配偶者の了承を得ずに節約ルールを作り、ルールを守るよう強要する
  • 節約ルールを守れなかったときに激しく叱責することを繰り返す

これらを踏まえて夏海さんのケースを考えてみましょう。

結論からいうと、冬也さんの「ケチ」が法的な離婚事由にあてはまる可能性は低いといえます。

一見すると法的な離婚事由に当てはまりそうな言動にも思えますが、夏海さんのお話を聞く限り、夫婦内である程度のコミュニケーションがあります。

例えば冬也さんは、買い物や料理をしており、それに対して夏海さんは思うところがあるとはいえども、感謝をしています。

夫婦関係の破綻は夫婦としてのコミュニケーションがまったく取れていない状態でないと認められるのが難しいです。

そのため、夏海さんの場合、話し合いで離婚の成立を目指すことになるでしょう

とはいえ単に、「離婚したい」といっても、冬也さんがすんなり納得するとは考えにくいです。

そのため、まず夫婦生活の中で夏海さんが不満に思った点を箇条書きにしてみましょう。

それから、不満に思った点の中で、冬也さんの言動のどこが夏海さんにとって離婚を考えるほどの原因となったのか整理してみるとよいかもしれません。

離婚の話し合いを進めるにあたって、離婚にいたるまでの経緯を整理することは、相手との話し合いに臨む準備となるとともに、自分の考えを整理することができます。

感情のままに離婚の意思を伝えると、次第に方向性が分からなくなってしまい、話が支離滅裂になって相手と言い争いになる可能性があります。

言い争いが繰り返されると、夫婦仲が険悪なものになり話し合いが進まず、離婚の成立までの時間が長くなる傾向にあるのでご注意ください。

また離婚するにあたって、夏海さんは適切な財産分与が行われるかどうかを心配されています。

財産分与の対象となる財産は、夫婦が婚姻期間中に築いた共有財産で、基本的に夫婦どちらとも半分ずつ受け取る権利があります。

夏海さんの場合、婚姻期間中の1年半の間に夫婦で取得したプラスの財産からローンなどの負債を差し引いた財産を冬也さんと分け合うことになります。

財産の中には、家具や自動車など分けられないものもあるので、具体的にどのような財産を取得するかは夫婦の話し合いによって決められます。

話し合いを進めるにあたって必ず行うべきものとして、共有財産の金額や具体的な内訳を出すことです。

共有財産の具体的な額などがわからないと、話し合いの中で相手に主導権を握られてしまい、不利な条件で財産分与をすることになりかねないので注意しましょう。

冬也さんとの話し合いを自力で行うのは難しいと感じたときには、弁護士への相談も視野に入れた方が良いでしょう。

まとめ

今回は夫がケチなことを理由に離婚できるのかについて相談事例などを交えて考えていきました。

「ケチ」を理由に離婚したいと周囲に相談すると、状況によって「たかがそんなことくらいで?」といわれてしまい、自分の感覚がおかしいのかもしれないと考えてしまうこともあると思います。

とはいえ、夫や妻の言動をどこまで許容できるかは、それぞれの価値観によって異なります。

あなた自身にとって許容できないことであれば、離婚もひとつの手段であると考えてみてください。

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