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- 離婚を切り出されて“苦しい”立場の人の対処法
- 離婚話が進まず“苦しい”状態の対処法
- 離婚したのに“苦しい”のはどんな原因があるのか
- 離婚後“苦しい”と思う人の特徴
- 離婚後の経済的な“苦しい”を少なくするために離婚前にやるべきこと
- 離婚後“苦しい”感情に負けずに乗り越えるためのアドバイス
を解説します。離婚を突きつけられるかもしれない、離婚協議中、離婚後に苦しい思いをしているという女性や男性で、苦しみを味わいたくないと思っている人は必読です!
離婚を切り出されて“苦しい”立場の人の対処法
配偶者から離婚を突きつけられた際、自分が別れるのを望まない場合には、どういう出方をするのかによってその後の展開が変わります。ここでは、悪い方向に進まないための方法について見ていきましょう。
パートナーの離婚話にのらない
まず気をつけたいのが、パートナーに押されてすぐに別れ話を受け入れてしまうことです。離婚を切り出されると、慌ててしまったり、相手の言葉に流されてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、離婚を突きつけられたときにはまずは冷静になることが重要です。決して離婚する決断をその場で返答しないようにしましょう。
状況判断をする
パートナーに離婚したいと伝えられたときの対処法のふたつめは、離婚をふまえて結婚生活やあなた自身についてよく考えることです。
まず、パートナーはどういう理由で離婚をしたいのか、また、自分に非はないか。そして、離婚を回避できるような対策はないでしょうか。
離婚を切り出されたら一度、パートナーや自分のことを客観視してみましょう。
離婚話が進まず“苦しい”状態の対処法
パートナーとの離婚話が行き詰まってしまった場合、第三者をあいだに入れると解決する可能性がグンと高まります。進展が望める方法を、以下にまとめました。
民間のプロに頼る
離婚話が行き詰まっているときの対処法のひとつめは、夫婦で離婚の話が進まずに困っていることについて、離婚カウンセラーに相談することです。離婚カウンセラーは、多くの案件を扱ってきているため、あなたのシチュエーションを考えて、客観的かつ中立的な立場からの的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
法に頼る
夫婦で話し合った結果、離婚に合意して離婚届を作成、提出して終わりとなる別れ方を協議離婚といいますが、それがどうしても無理なケースは珍しくありません。
この場合、話を進展させて結論を出すには、調家庭裁判所に調停を申し立てて、調停委員にあいだに入ってもらい調停離婚に持ち込んだり、弁護士に相談したり代理人になってもらったりといった方法が選択肢としてあります。
離婚したのに“苦しい”のはどんな原因があるのか
夫または妻との別れをきっかけとして何か大きなものを失う場合には、その失ったものが原因で苦しめられる確率が高いです。では何があるのか、主なものについてここで取り上げます。
離婚前に比べて貧しくなっている
パートナーと別れたのに苦しくなってしまう理由のひとつが、経済面の余裕がなくなってしまうことです。離婚後は、元のパートナーの収入に頼れなくなるケースが多いため、実家や新しいパートナーにも頼れないとなれば、生活を維持するための収入源は自分で確保しなければいけません。
もともと専業主婦(主夫)だった場合にはとくに、生活水準が下がって生活が苦しくなりやすいので注意が必要です。
親権を元パートナーに取られてしまっている
離婚前より経済面のゆとりがなくなることのほかには、子どもに会えなくなったのが原因で苦しくなるケースがあります。子どもがいた場合に離婚となると、どちらかが子どもを引き取る形になります。
ということは、片方は会いたいときに子どもに会えません。その結果、子どもを生き甲斐にしていると、離婚後に寂しくなってしまうのです。面会が認められているケースであればまだマシですが、禁止されている場合は苦しみもより大きくなります。
離婚後“苦しい”と思う人の特徴
配偶者と別れたあとの生活を謳歌できない人は、本人に何か問題があってそうなってしまっているケースが多いもの。次のような特徴を持っている人は、注意が必要といえるでしょう。
生きる目的がない
パートナーと離婚したあとに苦しいと思いやすいのは、人生において何をしたいのかわからない人です。離婚後に1人になってもやりたいことがある人は、それに向かって前向きに頑張れます。同時に、離婚のことも忘れられるでしょう。しかし、夢や目標を持っていなければ、毎日の生活にどうしても疲れてしまいます。
切り替えが遅い
もうひとつは、過去のことを後悔する人です。人はポジティブな思考を持つ人もいれば、ネガティブな思考を持つ人もいます。後者にあてはまる人の場合は、自分のせいで離婚にいたったと思い込むなどして、過去を引きずったままになる傾向があります。そんな状態ではどうしても前を向くことができず、離婚後も苦しいと感じます。
離婚後の経済的な“苦しい”を少なくするために離婚前にやるべきこと
離婚したのに苦しくなってしまう理由のひとつが、生活が困窮することと述べました。それを回避するためには、別れる前に以下の対策をしておくことが必要です。
稼ぐ手段を確保しておく
パートナーと別れたあと経済面の余裕がなくなるのを防ぐには、しっかりとした収入を得られるようにしておく必要があります。結婚しているときに専業主婦(主夫)だった場合や、仕事はしていているけれど薄給の場合には、離婚後にとても苦しくなります。
そのため、頼れる収入がなくなっても困らないように、自分で十分な収入源を確保しておかなければいけません。子どもを自分が育てていくとなればなおさらです。
離婚に伴いパートナーから受け取れるお金の取り決めをする
収入源の確保以外には、慰謝料や養育費などどういったものがパートナーに請求できるのかをリストアップしておくことが重要です。離婚をする際、場合によっては高額な慰謝料を受け取れることもあります。また、養育費をしっかり支払うことを話し合っておけば、少しでも経済面で楽になります。
【離婚の知識】離婚の慰謝料について知識を深めよう!
離婚後“苦しい”感情に負けずに乗り越えるためのアドバイス
パートナーとの別れで負の気持ちに飲み込まれてしまわないためには、とにかく暇をつくらないことが大切です。具体的にできることを2つピックアップしてみました。
“もの”や“こと”で離婚後“苦しい”感情に負けずに乗り越える
おすすめの方法のひとつめとして、自分が何をしたいのか探してみるのが良いでしょう。趣味など没頭できるものだったり、離婚後に一人旅をしたりといった具合に、離婚を忘れられることを見つけます。そうすれば気分転換にもなって、前を向くことができます。
“人”で離婚後“苦しい”感情に負けずに乗り越える
もうひとつは、友達と過ごすようにスケジュールを入れることです。離婚後は、どうしても誰かの支えが必要になります。気晴らしができる、仲のいい友達と集まり、離婚のことなど忘れる楽しい時間を過ごすと良いでしょう。
まとめ
自分が離婚を望まない場合、配偶者に別れ話を突きつけられたときには応じず、なぜ別れたいのか、自分に悪い部分はないか見つめ、関係修復をめざすのが得策。反対に離婚に向かっているものの、話が進展しない場合には、民間のプロや法に頼るのがスムーズです。
また、離婚後にはパートナーの収入に頼れず、親権も失いかねません。仕事を見つける、慰謝料や養育費などの取り決めを交わす、子どもと面会できるようにしておくといった対策が必要です。
そして、性格的な問題でなかなか前向きになれない人もいますが、とにかく暇をつくらず、日々を充実させましょう。そうすれば、離婚後に苦しい状態に陥り、人生を停滞させることもなくなるはずです。
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