離婚のメリット・デメリットを知りたい!ベストな決断に役立つ知恵

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離婚にはデメリットだけでなく、メリットもあります。良いイメージを抱かれることが少ない離婚ですが、状況によって別れた方がいいことも。

離婚のメリットやデメリットを把握して、ベストな決断をしたい……このお悩みの解決策に詳しい桔梗さんから、以下のことを教えていただき、まとめました。

  • 離婚のメリット
  • 離婚のデメリット
  • 離婚を検討する際に考えるべきこと
  • 離婚せずに夫婦関係を再構築する方法
  • スムーズに離婚をする方法

離婚のメリットやデメリットが気になる人は、見逃さないでくださいね。

離婚のメリット

離婚のメリットはいろんな制約から解き放たれること。どんな魅力があり、どんな良い効果が期待できるのか、まとめました。

気持ちが楽になる

離婚すれば、好きでもない人と一緒に暮らさなくて良くなります。そのため解放された気持ちになり、ストレスを軽減できることが離婚のメリット。

愛情を感じなくなってしまった相手とひとつ屋根の下で一緒に暮らすことは、精神的な負担が大きいといえます。とくに家庭内別居状態で会話もない、ただの同居人とになっている場合は、相手の姿を見るだけでも気分を悪くしてしまいがち。こういった状況下で怒りっぽくなったり、気分が悪くなったりすることも。

このようなストレスから解放されることは、離婚の良いところと考えられます。

仕事に集中できる

これは男性が感じることが多いメリット。離婚をして家庭の悩みから解き放たれた途端、集中力が増すことは珍しくありません。なかには離婚することで収入がアップする人も。

パートナーとの関係がうまくいっておらず、帰宅すること自体を不快に感じている場合はこのメリットを享受できるかもしれません。「家庭で癒されることがなく、疲れがとれない…」と感じている人は、もしかしたら飛躍のときかも。

新しい人生をはじめられる

離婚をすれば、自分の好きな趣味をはじめたり、好きな物を食べたりできます。寝る時間も自由ですし、その気になれば新しい仕事をはじめることも。このように結婚生活ではできないことを、いろいろとはじめられることは大きなメリット。

「趣味や食事、寝る時間などを好きにしたい」と思っている人は、離婚によるメリットを感じやすいでしょう。また、パートナーが嫉妬深く、束縛されて行動の自由を奪われていたり、DVやモラハラを受けていたりする人も、新しい日々を歩むチャンスです。

相手の顔色をうかがって生活したり、自分の自由な時間を持てない状況は大きなストレス。なので、思い切って離婚するのもひとつの手です。離婚をきっかけに快活になる人は珍しくなく、人生を良い意味で変えられるかもしれません。

離婚のデメリット

離婚のデメリットは精神的なものにとどまりません。適切な決断が下せるよう、良くない点もしっかりと把握しておきましょう。

金銭的な負担が増える

男性も女性も、離婚によってお金が出ていってしまうことはよくあります。男性の場合、財産を折半しなければいけなかったり、慰謝料の支払いが生じたりする可能性があります。子どもがいる場合には養育費の支払いが必要になることもあるでしょう。

反対に女性の場合は、収入が少なくなる傾向が。専業主婦やパートをしながら暮らしてきた場合、離婚後に困ってしまう恐れがあるのです。バリバリのキャリアウーマンとして高収入を得ていない限り、離婚によって経済的な苦しさや不安にさいなまれやすいことに注意しましょう。

結婚に失敗したと感じる

離婚をすると世間から、「結婚で失敗した人」と見られることがあります。以前よりは離婚する人が増え、偏見が少なくなりましたが、完全になくなったわけではありません。

また、戸籍上にも×印がつくことも、結婚に失敗したと感じやすい要因です。離婚したことで、人生に失敗したと感じることもあるかもしれません。

子どもに寂しい思いをさせてしまう

子どもがいる場合には、離婚によって寂しい思いをさせてしまうこともあるでしょう。幼稚園や小学校では、親が参加するイベントがあるからです。お友達の家庭を見て、片親だけの境遇に辛さを感じる可能性は否定できません。

ただし、夫婦で毎日のようにケンカを繰り返していたり、家族が笑顔で暮らせない状態だったりする場合には、離婚した方が子どもにとって良いこともあります。また、子どもが成人している場合には悪影響が少ないと考えられるので、状況に応じてより良い選択をすることが重要です。

子どもと離れ離れになってしまう

これは父親が感じることが多いデメリット。離婚によって子どもと離れてしまうと、好きなときに会えません。調停などで面会交流の約束がされていれば良いのですがそうではない場合、離婚後に会うことが難しくなるケースが多く、辛い思いをすることがあります。

離婚を検討する際に考えるべきこと

離婚のメリットやデメリットを把握したら、現状をしっかりと見つめましょう。もしかしたら離婚以外に良い道が残されているかもしれません。最善の選択をするためにも、以下の2点をじっくり考えてください。

夫婦関係を改善する余地がないかを考える

相手への不満が溜まって離婚を考える人の多くは、話し合いを避けてきたからだといえます。とくに日本人は忍耐強くなることが良いことだと教えられることが多いため、多少の不満があっても我慢してしまいがち。

その我慢が積もりに積もって爆発してしまうのです。そのため、お互いに改善できる点はないか、よく話し合ってみてから離婚に踏み切っても遅くはないでしょう。

しっかりと自分の気持ちと向き合う

離婚したい理由を冷静に考えてみることで、より適切な判断ができます。そのためにも、相手の嫌なところをノートに全て書き出してみることがおすすめ。紙に書き出すことで、客観的に物事を考えやすくなるからです。

すべて書き出したあとは、どうして嫌だと感じるのか、なぜそう思うのかも書き出しましょう。このようにして自分の本当の気持ちを探ってみると、後悔するリスクを減らせます。

離婚せずに夫婦関係を再構築する方法

夫婦関係をやり直すためには、しっかりと話し合うのが一番。先述のとおり、離婚にいたる原因の多くは、夫婦のコミュニケーション不足です。

「自分さえガマンしていれば丸く収まる」と考え、話し合うことを避けてきたという心当たりはありませんか?その我慢が蓄積されてきたからこそ、今離婚したいという気持ちになっている可能性が高いのです。

日本人は、「いわなくても察して欲しい」と思う人が多いといえます。ですが、言葉にしなければ相手に伝わることはありません。相手とやり直すことを望むなら、今まで避けてきた分しっかりと話し合い、自分の気持ちをきちんと伝えましょう。

桔梗さん
話し合ってみたら、お互いに気持ちがすれ違っていただけだったと気づくことも多いものですよ。
浮気後の関係再構築は容易じゃない!二度目の関係崩壊を防ぐには?

スムーズに離婚をする方法

時間や労力を最小限にとどめるためには、2つのポイントがあります。あらかじめ心得ておくことスムーズに離婚しやすくなるので、チェックしておきましょう。

準備を整える

円滑に別れるためには準備が必要。どんなことをすればいいのか、まとめました。

離婚に必要な準備をする

スムーズに別れるためには財産分与親権など、決めなければいけないことをしっかりと決めておく必要があります。たとえば財産分与について考えるときには、結婚生活のなかで築いた財産や貯金を、ひとつずつリストアップすると良いですよ。しっかりと現状をふまえることで、今後のことを考えやすくなるからです。

これらをふまえて、あなた自身の要求を明確にしておきましょう。ここがしっかりしていないと話し合いがうまく進まず、感情的になって話がこじれてしまう恐れが。混乱したり忘れたりしないよう、あなたの望むものを紙に書きだしておくと良いでしょう。

ほかにも、パートナーの不貞行為を理由に離婚をする場合には、しっかりと証拠をおさえることも重要。第三者を納得させる証拠があれば、慰謝料を請求できるからです。滞りなく離婚の話を進められるよう、状況に応じて準備を進めましょう。

離婚後の生活に必要な準備をする

いざ離婚しようと思っても、別れたあとのことが決まっていなければ、物怖じしてしまう恐れがあります。「離婚しても、ちゃんと暮らしていけるだろうか…」といった不安が強くなると、うまく離婚の話を進められません。そのため、別れたあとの住居を探したり、仕事を探したりなど、新しい生活の準備を整えておきましょう。

子どもがいる場合には、保育園や学校の手続きも忘れてはいけません。新しい環境を用意することを忘れていると、あなただけでなく、子どもにも負担となってしまうので要注意。

弁護士に相談する

離婚がスムーズにいかない原因の多くは、夫婦間の話し合いがまとまらないから。財産分与や慰謝料、養育費、親権、面会交流など、夫婦間での意見の相違が、離婚の複雑化につながります。

とくに離婚後の金銭面や子どものことは大切なので、場合によっては弁護士に相談した方がスムーズに離婚することも。弁護士費用は安くありませんが、離婚にかける時間や労力を考えたら、メリットの方が大きいこともあるので、検討してみてください。

弁護士に相談したい方はこちら

まとめ

離婚のメリットやデメリットを把握しておけば、大きな決断をする際に役立ちます。別れることでどんな未来が待っているのかをイメージできれば、あなたにとって良い決断につながるでしょう。

離婚をするにしても、思いとどまるにしても、後悔のないようにしなければなりません。この記事を参考に、明るく笑える未来に向けて歩き出してくださいね。

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