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離婚について悩む気持ちがぬぐい切れず、モヤモヤしていませんか?あなただけでなく、家族全員にかかわる大きな決断になるため、悩むのも当然です。
別れるべきか否か……と迷うあなたのため、夫婦関係に詳しい桔梗さんにお話を伺い、以下の内容をまとめました。
- 離婚をするか悩む原因
- 悩む人必見!離婚を決意するきっかけ・動機とは?
- 悩む気持ちを振り切り、離婚をした方がいいと思われる夫婦の特徴
- 離婚を決めたらすべきこと
- 悩みと向き合い離婚を回避した方が良いと思われる夫婦の特徴
- 悩みに向き合い、離婚を回避する方法
離婚について頭を抱えている人は、ぜひご覧くださいね。
離婚をするか悩む原因
今後の人生に大きく影響する離婚について悩むのは当然。具体的にどんな悩みに直面するケースが多いのか、まとめました。
お金がない
これはとくに、専業主婦やパート勤めをしている女性に多い悩み。生活費のすべてを旦那さんに頼っている場合、離婚後の生活に不安を感じるのは当然です。実家が受け入れてくれれば別ですが、頼る親も親戚もいなければ迷いが生じるでしょう。
子どもがいる
子どもがまだ幼い場合、「親の都合で片親にしてしまっていいのだろうか…」と悩む人は多くいます。たとえば、子どもが父親(母親)を大好きな場合には、「離婚後に寂しい思いをさせるのでは…」と考えてしまって悩むのです。
世間体が気になる
「離婚した人=結婚に失敗した人」と見られてしまうと感じて、離婚を悩むパターンです。昔に比べると離婚する人が増えているため、離婚した人への偏見は少なくなっていますが、別れる際に世間体を気にする人はたくさんいます。

悩む人必見!離婚を決意するきっかけ・動機とは?
現状に耐えられなくなったり、将来に不安を感じたりすることで、離婚を決意する人が多いです。どんなことがきっかけで別れを決める人が多いのか、見てみましょう。
DV・モラハラが酷くなったとき
子どもがいなかったり、自分だけが肉体的または精神的暴力を受けたりしている場合は、「自分さえ我慢すれば…」と思い、離婚に踏み切れない人もいます。しかし、その暴力が子どもにおよんだり、耐え切れないほどエスカレートしたりすることで離婚を決意するといったパターンです。
多額の借金がある
これは、パートナーが多額の借金を隠していると知ったとき、離婚を決意するケース。たとえば、夫のギャンブルや妻のホスト通い、ブランド品の買いあさりなどがあげられます。将来への不安を感じるとともに、パートナーを信じられなくなることが、離婚の決めてにつながると考えられます。
配偶者の不倫が発覚したとき
不倫をされてパートナーを信じられなくなり、離婚を決意するパターンです。一度の不倫なら許せても、何度も繰り返されて別れを決める人はたくさんいます。
ケンカが絶えない
結婚するときには気付かなかった相手の欠点が目につくようになり、不満が募ることはよくあります。やがて些細なことで口論になり、ケンカが増える夫婦は少なくありません。配偶者と性格や価値観が合わないと感じ、一緒にいてもメリットを感じなくなることで、離婚を決意するのです。
子どもへの影響を考えたとき
夫婦関係が冷め切っていたり、頻繁に言い争いをしていたりすると、「劣悪な環境で子育てをしたくない」と考える人も。子どもへの悪影響を軽減するために離婚を決意するケースです。

悩む気持ちを振り切り、離婚をした方がいいと思われる夫婦の特徴
簡単に離婚をせず、しっかりと悩むことは大切なこと。あなた自身や子どもにとっても安易に離婚はおすすめできません。ですが、これからお伝えする3つに当てはまる場合、早めの離婚を考えた方が良いでしょう。
DV・モラハラ
とくに肉体的暴力を受けている場合には、1日も早く離婚した方が良いでしょう。エスカレートすると、命に危険がおよぶかもしれないからです。
またモラハラの場合には、ダメージが見えづらいことに要注意。直接的な暴力ではないので、見た目は普通に見えても、心にダメージが蓄積されている恐れがあります。我慢するほど精神的な負担が大きくなり、うつ病などの精神疾患になる可能性も…。
いずれにしても悩むことなく、早急に離婚を決めることをおすすめします。
配偶者の浪費癖が酷く借金している
お酒やギャンブルにはしったり、無駄遣いが絶えなかったりする人は、いくら話し合いを重ねても改善を期待できません。そのため、今後もずっと経済的な苦労を強いられると考えられます。配偶者の浪費壁で生活が困窮している場合には、早急に離婚した方が良いでしょう。
不倫を繰り返す
いくらあなたの気持ちを伝えても、配偶者が不倫をやめてくれない場合には、離婚を考えた方が良いでしょう。このタイプの人は、今後も不倫をやめることがないと考えられます。そのため、今後ずっと辛い気持ちを背負わなければならないでしょう。
不倫を理由に離婚をする際には、精神的苦痛を理由に慰謝料を請求できるケースがあります。そのため、弁護士などの専門家に離婚の進め方などについて相談すると良いでしょう。
離婚を決めたらすべきこと
悩む気持ちとしっかり向き合い、離婚を決意した場合、やっておくべきことがあります。ここでお伝えする3点を忘れていると、後悔する羽目になるかもしれません。そこで、離婚を決めたあとにすべきことをチェックしておきましょう。
慰謝料などの法的措置を取る
明らかにパートナーに問題がある場合、法的に離婚が認められることも。なかでもDVやモラハラ、不倫などが原因で離婚する場合には、慰謝料が認められることがあります。請求する権利があることを見逃さないようにしましょう。
離婚事由に該当する場合には、たとえ相手が別れを拒否したとしても、調停離婚や離婚裁判で別れることができる点もおさえておいてくださいね。
財産分与について話し合う
財産分与とは、離婚に際し、婚姻期間中に夫婦で築いた財産をわけあう制度のこと。通帳預金だけでなく、家や車、家具、学資保険なども含まれます。離婚後の生活で経済的に苦しむ人が多いので、財産分与についてしっかりと話し合い、できる限りお金を蓄えられるように努めましょう。
子どもに関する取り決めを交わす
子どもがいる場合、養育費や面会交流について話し合うことを忘れてはいけません。どちらも子どもの健全な発育に欠かせないことだからです。
厚労省の調査では、シングルマザーの約8割が、元夫から養育費を受け取っていないとの結果も出ています。離婚前に、「月に○万の養育費を支払う」と約束していても、その後支払ってくれるとは限りません。そんなとき、書面に残していなければ法的措置を取れないので、話し合いで決めたことは必ず公正証書として残しましょう。

悩みと向き合い離婚を回避した方が良いと思われる夫婦の特徴
できることなら離婚することなく、みんなで笑って暮らせることが一番。悩む気持ちとしっかりと向き合って、離婚を避けた方が良い夫婦の特徴をまとめました。
配偶者への愛情がある夫婦
「この人と一緒に暮らしていきたい」、「まだやり直せるかも…」といった理由で離婚を悩んでいる人は、まだ夫婦関係を修復する余地があるかもしれません。これまでに話し合いを避けていたり、自分の本当の気持ちを相手に伝えたことがなかったりする人は、まず相手としっかり向き合ってみると良いでしょう。
「自分も悪かったかもしれない」と思える夫婦
相手を責める気持ちに捉われず、「自分も悪かった…」と反省できる場合、夫婦関係を修復できる可能性があります。「自分のことしか考えていなかったな」、「自分の意見を押し付けていただけかも…」と思えるなら、その気持ちを素直にパートナーに伝えましょう。
人間関係で起こるトラブルの多くは、思い込みや勘違いからはじまります。離婚での悩みを機に、冷静に話し合ってみると良いですよ。
冷静に話し合える夫婦
どちらかが感情的になってしまうとケンカになってしまい、建設的な話し合いができません。しかし、お互いが冷静に話し合える状況なら、お互いに歩み寄って夫婦関係を修復できる余地があります。まずは相手に対する思いや、今後どうしていきたいと考えているのかを伝え、よく話し合ってみると良いでしょう。
悩みに向き合い、離婚を回避する方法
離婚について悩む気持ちにしっかりと向きあう場合、適切な方法で取り組むべき。むやみに夫婦関係を悪化させないための対処法をお伝えします。
積極的にコミュニケーションをとる
夫婦関係が悪化する原因の多くは、コミュニケーション不足によるものです。そのため、なるべく積極的に会話をすると、夫婦関係が改善すると期待できます。
また、結婚生活が長くなると、相手の存在が当たり前に感じてしまい、感謝の気持ちも薄れてしまいがち。そんなときには、感謝の気持ちを素直に伝えるなどの努力をすることが大切です。ときには、「いつもありがとう」などの労いの言葉をかけることも、夫婦関係を修復する効果がありますよ。
このように積極的にコミュニケーションをとるためには、一緒に過ごす時間を確保することが重要です。少しずつでもいいので、一緒に食事をしたりテレビを見たり、共通の話題をしたりするなどの努力をしましょう。
相手の意見を尊重する
いくら夫婦でもお互い別々の人間です。意見や価値観、考え方が違うのは当たり前ということを知りましょう。
自分の意見を押し通そうとしたり、相手の意見を否定していては、夫婦関係を修復することはできません。相手の意見をすべて受け入れる必要はないですが、聞く耳を持つように努力しましょう。
まとめ
離婚について悩む人は、それだけ家庭についてしっかりと考えているといえます。そのため、悩むことが自体を否定する必要はありません。
夫婦関係は十人十色ですので、どんな選択が良いのか一概には断定できません。ですが、これまでに愛情を育んできたパートナーですから、できる限り離婚を避け、関係の改善を図れると良いですね。この記事が、あなたにとって良い決断につながるよう、祈っています。
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