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離婚を決意するのは、並大抵のことではありません。これまでの生活を一変させて、新しい毎日を送ることは、良いことばかりではないからです。今回は、男女間のトラブル解決に詳しいAnnalieseさんに、離婚を決意する瞬間や、離婚に向けて動くにあたって考えるべきことなどについて教えていただきました。
この記事では
- 夫婦が離婚をする原因
- 夫が離婚を決意する瞬間とは?
- 妻が離婚を決意する瞬間とは?
- 離婚の決意をしたあと、離婚に踏み切るために考えなければならないこと
- 離婚の決意が揺らいだ場合の考え方や相談先
をお伝えしていきます。離婚を決意しようかと悩んでいる人は、ぜひ見てくださいね。
夫婦が離婚をする原因
夫婦が離婚をする原因は、大きく分けて2種類あります。これらの違いを知っておくことで、あなたが今直面している問題が、一般的な悩みであることに気づくかもしれません。
離婚の悩みを抱えているのは、あなただけではないということを知れば、気持ちが少し落ち着き、物事を冷静に考えられることもあるので、夫婦が離婚する原因について確認しておきましょう。
価値観の違い
結婚する前には、価値観の違いに気づかなかくても、一緒に暮らしはじめてから気づく人はたくさんいます。その中で、相手の価値観に違和感を覚える人も、多くいるのです。趣味や金銭感覚の違いなども、価値観の違いです。
価値観の違いが少しずつ大きくなってくると、パートナーを信用できなくなったり、人間性を疑ったりということにもつながりかねません。このように、価値観の違いが大きくなることで、離婚をする夫婦は多いです。
異性関係
男女が一緒に暮らしはじめると、少しずつ相手のことを異性として見れなくなったり、家族としか見れなくなったりすることがあります。そして、ほかの男性や女性に対し、興味を持ちはじめるのです。その結果、いつの間にか一線を越えて不倫をし、離婚の原因になってしまったということも珍しくありません。
夫が離婚を決意する瞬間とは?
夫が離婚を決意する瞬間を把握しておけば、うまく接することで離婚の危機を避けられるかもしれません。どんなときに夫は、離婚を心に決めるのでしょうか?さっそく、見てみましょう。
妻の不倫に気づいたとき
不倫をするのは、夫だけではありません。妻が不倫に走ってしまうこともあるのです。
とくに男性は、愛していた女性の裏切りに心を傷める人が多く、信頼関係も失うことが多いもの。そのため、妻の不倫が発覚したあとに、元の関係に戻るのは難しいと言えるでしょう。
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精神的に虐待を受けていると感じたとき
昔に比べると、女性は男性と同じくらい、強くなってきています。そのため、仕事や収入に関して夫にグチグチとつぶやき、家が安らぎの場ではなくなっていることがあるのです。精神的に辛くなった夫は、最終的に離婚を決意することがあります。
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妻が離婚を決意する瞬間とは?
妻が離婚を決意するときは、夫を信じられなくなったときです。どのようなときに夫を信じられなくなるのかを知れば、今後の夫婦関係をより良いものにすることができるかもしれません。妻が離婚を決意する瞬間について、詳しく見ていきましょう。
夫が暴力を振るうようになったとき
夫に暴力を振るわれるようになると、妻は「これ以上一緒にいると、身に危険が及ぶ」と感じるようになります。結婚する前の交際時には穏やかな男性でも、結婚を機に豹変することもあり、離婚にいたるのです。
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金銭問題が発覚したとき
ギャンブルなどにハマってしまった夫が、金融機関から借金をしていることがわかると、信頼できなくなってしまいます。また、そういったことがあると、その後の借金返済などにも困ってしまうでしょう。このようなことから、「この人とは、もう一緒にいられない」と感じるようになるのです。
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離婚の決意をしたあと、離婚に踏み切るために考えなければならないこと
離婚の決意をしたあとには、しっかりと準備を整えたうえで離婚に踏み切らなければなりません。何も考えないまま離婚をしてしまうと、その後、生活ができなくなったり、会社での信頼を失ったりしてしまうという恐れがあるからです。
そこで、離婚の決意をしたあと、離婚に踏み切るために考えなければならないことについて、まとめました。
生活面で自立できるかどうか
離婚を決意したあと、実際に離婚をするためには、「生活面で自立できるかどうか」を考えなければなりません。とくに専業主婦の妻が離婚したいと思った場合、「今後の稼ぎをどうするのか」をしっかり考えないと、離婚後に貧しい思いをするかもしれないので、気をつけましょう。離婚の決意をした場合には、仕事や金銭面について、しっかりと見通しを立てることが大切なのです。
また、男性の場合には、妻に家事を任せきりにしていたということもありますよね。そういう場合は、「今後、どうやって家事をこなしていくか」ということも考えておきましょう。しっかりと家事をこなせないと、仕事にも影響が出る恐れがあり、会社での信頼が揺らいだり、収入が少なくなってしまう恐れもあるのです。
離婚後の住居
離婚をするとなると、「今、住んでいるところは売るのか」や、「どちらが住むのか」、「家を出る場合は、どこに住むのか」などを考えなければいけません。また、離婚後には、家賃などはちゃんと払っていけるのかどうかも、しっかりと考えておきましょう。
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離婚の決意が揺らいだ場合の相談先
離婚をするということは、これまでの生活がガラリと変わるということ。なので、離婚の決意が揺らぐことは、珍しくありません。そこで、気持ちが揺らいだときの相談先について、押さえておきましょう。
離婚カウンセラーに相談する
離婚カウンセラーとは、民間の離婚相談所のことです。「離婚後、どのように生活をしたらいいのか」や、「果たして離婚をしたほうがいいのか」という悩みに、親切に対応してくれます。法律的なことは相談できませんが、相談相手がいるだけで、考えがすっきりとするでしょう。
弁護士に相談する
財産分与や親権などは、弁護士に相談するのが一番です。法律のプロなので、金銭が関わってくる事柄なども相談しましょう。弁護士に相談する際の料金は高いイメージがあるかもしれませんが、初回の相談が無料という事務所も珍しくないので、活用してみると良いでしょう。
まとめ
夫婦が離婚をする原因は、価値観の違いや異性関係が多いです。これらの原因を把握し、夫婦円満で過ごせるように注意すれば、離婚を決意するというリスクも低くできるでしょう。また、夫が離婚をする決意する瞬間や、妻が離婚を決意する瞬間をあわせて押さえておくことで、結婚生活がうまくいくこともあります。
そういった注意を払っていても、離婚を決意しなければならない状況になったなら、離婚に踏み切る前に考えるべきことを、しっかりと考えておきましょう。離婚後に生活をしていけないようなら、無理をして離婚をしても、さらに不幸になってしまう恐れがあるからです。
また、離婚の決意が揺らいだときには、必要に応じて離婚カウンセラーや弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けると、さまざまな不安が和らぐかもしれません。
離婚を決意したのなら、より良い未来を切り拓きたいですよね。今回お伝えした内容をもとに、良い決断をしてくださいね。
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